No.00001400

トム・リポート 5(創作)

ブレストとカプセル



(M)A.D.1975/6/xx
(C)A.D.2002/6/xx
海底都市ネオ・ノーチラス サイボーグ研究所 所属
ビクトリー計画 素材研究班 スーパーミクロンチーム
チーフ M-109X トム


 我々ミクロアース人、いや、現在ではミクロマンと言う別種族間共同体(以下:ミクロアース人とミクロマンとはそれぞれ別の種として報告する。)にとってブレストとカプセルは、生命の維持・種の存続に関わる重要な機関と言える。しかしながら残念なことに、現存する我々の記憶の中からこれらの設計、思想、機能について解明されているものは少なく、ほとんど全てが推測の域を出ない。ブラックボックスといっても過言ではない。そこで、現在我々が解明できている点について、M-101ジョージらがまとめた報告書を補完する形で改めて整理する。




@ブレスト

大きく2つの機能に分類できる

 ・個体の生命維持機能

寿命までのエネルギー供給

 ・能力強化機能

外的ストレスの除去・軽減

Aカプセル

こちらも2つの機能に分類できる

 ・種の維持存続機能

DNAに影響・進化の促進・蓄積・保管

 ・自立支援機能

自立・活動の支援





























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