No.00002481

新型補助フライトシステムテスト(創作)



(M)A.D.1976/3/xx
(C)A.D.2003/3/xx
ロードステーション基地 兵器開発室
M-113 ボビー


 現在、ロードステーション基地ではM-121メイスン、M-124マックスを中心に、さらに多くの仲間を捜索する為、スペクトルMXの周波数について各種実験を行っていた。その隣りで我々はM-111ボブソンの指揮の元、「ダッシュウイング量産化」の過程で開発が決定した、新型補助フライトシステム試作機のテストを開始した。試作機は現装備者のM-211ケン、M-212カリー、M-213キムに合わせたカラーリングで完成させたものである。テストは現装備者のケンと未経験者のM-122マイケルによって離陸、着地、最高速、巡航速度、空中静止、旋回など各種が行われた。

 テスト中、ロードステーション基地の機能が一時停止する事故にも見舞われたが、テストは続行され、全てのメニューを消化した。



結果、2人の評価は上々。問題点も無く無事終了かと思われた。しかし赤ヘルメット装備のケンが

 「完成と同時にこんな言い草は無いと思うんだが・・・。オレたちに、これは必要無いな。」
 「・・・」
 「苦労してダッシュウイングを馴らしたんだ。・・・だから・・・すまない。必要としている者に回してくれ。」
 (そうだよな、これもコナーに返さないとな。)



 赤ヘルメットを撫でながら、こう言いだした。予想外の発言に驚いたが、マイケルも頷いていた。「幾多の戦いをくぐり抜けて来た戦友」と言うことであろう。「せっかく彼らにカラーリングを合わせたのに・・・」とも思ったが、押し付けは開発者の悪い癖だ。

 現場を撤収しようとしたその時、メイスン、マックスが、しなやかに歩くロボット3体を連れて来て我々に紹介した。彼らは本日誕生したばかりのスーパーミクロマン「ミクロマン・ジーグ」であると言う事であった。3人はMG-501ヒロシ、MG-502ドン、MG-503パンチョと名乗り、自分たちも新型補助フライトシステムをテストしたい。と言ってきたのである。技術屋の匂いのするヒロシとドンは興味しんしんであった。ヒロシ、ドンに続きパンチョも参加を希望した。

 ミクロマン・ジーグ達によるテスト結果も良好。マイケルのテストでもそうだったが、ダッシュウイング経験者よりも、未経験者の方がうまく使いこなせる事が判明した。狙い通りの結果であった。ボブソンとも協議の結果、これで量産を決定。そこで、ケンに譲られて持ち主の居なくなった試作機3種をミクロマン・ジーグ達に進呈する事となった。これを気に入った彼らは、大空を鳥のように華麗に飛べる事から、試作機を「フライトバード」と名付けた。他に仲間も数多くいると言う事だったので、後日、量産タイプを届ける事にし、「フライトバード」はミクロマン・ジーグ達の標準装備となった。


 新たな仲間の誕生と、新型補助フライトシステム「フライトバード」の量産により、我々の戦力は増した。我々開発者としては、こういった事実を広く公表することで抑止効果が増す事を期待するものである。


 余談ではあるが、ダッシュウイング・フライトバードの量産タイプのカラーリングは、誰にも気を使わなくて済む事から私に合わせた。


ミクロマン・ジーグ

MG-501 ヒロシ  特に地上車両の設計・開発を得意とし、ドライバーとしても超一流。イエローフライトバードを装備してからは空戦の技術向上に力を注いでいる。ロボットの操縦も一流らしい。
MG-502 ドン 名前の通り親分肌。パンチョに慕われ仲間のためなら体を張る。ヒロシをライバル視しているため、ヒロシの出来る事は一通りできる。グリーンフライトバード装備後はヒロシに対抗するために特訓を欠かさない。
MG-503 パンチョ 気の弱いところがあるが、ドンのやられても向かってゆく熱い心に魅かれ、何をするにもついてゆく。ブルーフライトバードを装備するとドンとのタッグ攻撃はアクロイヤーを次々と撃墜する。




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