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ZERO-ZERO-PAPER VOL.3

発行:浪曼堂
編集:ミクロマン補完委員会


ミクロマンレスキュー隊員(パンフレット)

解説

 1979年に登場したのが「ミクロマンレスキュー隊員」である。今回、発売されたM251シリーズは、初期に発売された2種のうちのひとつで、右胸のメーターがポイントとなっている。そのボディスタイルは、宇宙服を思わせるデザインで処理されており、前年からのSF映画ブームの影響を色濃く残している。造型的にもデザイン的にも完成度の高いレスキュー隊員ではあるが、他のミクロマンたちと比較すると印象の薄さは否めない。これはコマンドは古代遺跡、ポリスキーパーはミクロ彗星と、各ミクロマンには誕生のエピソードが付加されているのに、レスキュー隊員には、特に誕生のエピソード等は発表されていないことに起因するのではないだろうか。

 カタログエピソードではレスキュー隊員が富士山麓の地球本部で、組織化された際、すでに蘇生したミクロマン達の中からその適性のある者をチョイスしたものなのか、はたまた救助活動のエキスパートとして蘇生した者なのかが一切触れられていない。過去のミクロマンの例から判断するならば、後者と解釈したいところなのだが・・・・・・。

 今回の再販では、当時発売されたキャラクターにプロフィールを設定しているが,リチャードが死亡してミクロマンパンチとして蘇生するとこなどは,当時発行されていたMFC新聞の記事を参考にしている。また、翌年に発売された「ローリングサンダー」にも別成型色のM251シリーズが付属していたが、パッケージにはただ「ミクロマン」とあるだけで,その名前とNOは不明であった。そこで今回の再販では,そのキャラクターにも新たに名前とNOを設定している。

 このM251シリーズの人形は,ニューミクロマンの発売時にM007キルクとして、その金型が流用されている。






ミクロマンレスキュー隊員

M251 ロビン  レスキュー隊員のリーダー的存在。沈着冷静な性格で他の隊員たちからの信望も厚い。スパイマジシャンのハドソンとは無二の親友である。

M252 ウィリアム 医療機器のエキスパート的存在で、レスキューエリアの長官であるバーンズを尊敬している。普段はミサイラーとともに4次元チェスをしている。

M253 リチャード 航空機の操縦技術では右に出るものがいない程の腕前を持つ。ロビンが出動できない時は彼がレスキュー1号ジェッターの操縦幹(桿の誤植)を握る。デスマルク軍団の攻撃によって命を落とすが、ミクロマンパンチ「ジョー」として復活する。

M254 ウェイン 磁力エネルギーの研究を趣味としており、ローリングサンダー開発時はGLFTのファクトリーエリアに転属している。大ブリザード計画の中心的存在である。

M255 ワイルダー 血気盛んな性格のため、他の隊員からいさめられることも多い。本人としては、射撃の腕を発揮できるコマンドエリアへの転属を希望している。「ミクロマンパンチ増員計画」時にはその生体実験に立候補している。(結果的には彼の申し出は棄却されている)






NEWS
当初、浪漫堂の「ミクロマン」シリーズは、リクエストの多かった「スパイマジシャン」を予定していましたが、諸般の事情により急遽「レスキュー隊員」となりました。前号で書いたあるモノも密かに進行中です。次のラインナップは、「ミクロナイト」を予定しています。







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