スパイマジシャン・ナイトニウム・モード
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(M)A.D.1979/5/xx
(C)A.D.2006/5/xx 匿名スパイマジシャン |
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ナイトニウム・モード転化の成功
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(M)A.D.1979.3月 メディカルエリア
M-114ブラッキー長官より、6名がナイトニウム・モードへの転化に成功したと連絡があった。同時に彼らには2ケ月間の経過観察を必要とすることも告げられた。実は、転化に成功していたのは出向していたうちの3名と、入院中に「ナイトニウム・モード転化実験」の情報を入手したM-141ヘンリーと急遽参加した2名のスパイマジシャンだったとの事。極秘実験とされていたはずなのだが、さすがにスパイマジシャンの名に恥じない情報収集能力である。M-141ヘンリーに関して言えば、よほど悔しかったのであろう。地球人言うところの「転んでもただでは起きない」と言う事であったのだろう。実は、これも極秘で入手した「ナイトニウム・モード転化」に関する個人データを下記に紹介する。
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M-131 |
ディック |
メディカルエリア 出向中 |
転化 辞退 |
M-132 |
ダン |
メディカルエリア 出向中 |
モード取得 |
M-133 |
ダニー |
メディカルエリア 出向中 |
モード取得 |
M-134 |
デビット |
メディカルエリア 出向中 |
モード取得 |
M-141 |
ヘンリー |
メディカルエリア 入院中 志願 |
モード取得 |
M-139X |
匿名A(黒・?) |
GLFT(研究機関)所属 志願 |
モード取得 |
M-139X |
匿名B(赤・黒) |
インテリジェンスエリア所属 志願 |
モード取得 | |
ここで、入手した詳細を説明しておく。M-114ブラッキー長官の極秘報告書には、出向した4名のうちM-131ディックが転化実験を辞退したということになっていた。理由は長官の口からは語られていない。他の3名は転化に成功。入院中のM-141ヘンリーは、たっての願いとの事で参加。GLFT(研究機関)所属の偵察部隊のM-139X匿名A(黒・?)は極秘任務遂行の為、詳細非開示のまま参加。M-139X匿名B(赤・黒)もMCIA(ミクロマン中央情報局)当時からの特別任務遂行中の為、詳細非開示のまま参加。以上の6名がモード取得を成している。しかしながらM-131ディックが参加しなかったという事は、少なからず信頼性に欠ける危険な実験だったと言う事がうかがえる。これではたぶん、この「ナイトニウム・モード転化実験」も封印されること間違いなし。となりそうである。
その2ヶ月後(M)A.D.1979.5月、経過観察の期間が終わり出向の4名と入院中だったM-141ヘンリーがインテリジェンスエリアに帰還した。この時のM-113ボビー長官の表情がいまだ忘れられずにいる。
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※(M)A.D.1979.5月頃、6名のうちM-141ヘンリー以外の5名が一堂に会した映像が地球本部内で撮影されている。メディカルエリアより解放された直後、各本部に帰還する直前に撮影されたものと推測される。
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手前からM-133ダニー、M-134デビッド、M-132ダン。その向こうにもう2人M-133ダニーにそっくりな人物と、M-132ダンそっくりな人物が映っている。 | |