No.00032050


Aブレスト能力の身体コーティング睡眠(創作)

 本題: 身体コーティング能力を転用したナイトニウム身体獲得の可能性を探る

(M)A.D.1978/12/xx
(C)A.D.2005/12/xx
保安機関CRIMメディカルエリア
ナイトニウム研究所
M-132 ダン



 検証に入る前にまず、このシステム「身体コーティング睡眠」について説明しておこう。当時のリポートを紹介しておくが、その下に要点を抜粋しておく。


「トム・リポート 5」(創作) ブレストとカプセル M-109Xトム 00001400
「トム・リポート 6」(創作) ブレスト M-109Xトム 00001500
年代順


ブレスト機能A身体コーティング睡眠(身体と体内時計を凍結するスリープモード)

カプセル内での状態でもあるが、意識することによりブレストから「何らかの物質」が発生し身体をコーティングし凍結睡眠モードとなるようである。カプセル内と違い意識はある。これは地球人類からのカモフラージュとしても使われる。


補足:カプセル内、外どちらでもミクロマンとしての能力・機能は保たれている。




 この研究リポート製作の後、タイタン、ミクロマンコマンド3号、フードマンらの合流によりブレスト・システムの研究も進み「身体コーティング睡眠」についても発見があった。ひとつはコーティングされる「何らかの物質」が「分子分解・結合装置」に登録されていた事。発生源が「ブレスト・システム」の「分子分解・結合装置」だった事。もうひとつは、この事から「カプセル・システム」の「分子分解・結合装置」にも同じ機能の存在を疑い調査すると、やはり存在した事。「ブレスト・システム」未装着者への対策だったのであろう。こちらは装填者の意識には関与せず、装填者全てに働く仕組みになっていた事が判明している。以下に抜粋文章を記載する。


ブレスト機能F分子分解・結合装置

 この能力は、カプセル機能の活動支援ツール作成装置の小型版で携帯装備の結合・分解を行うもので登録されている装備を実体化できる。登録には一度分解することで行える。カプセルと違いデータ容量が少なく小型の物のみの登録しかできない。但し、初期状態で登録されていた物は全てが巨大で当初はミクロ化して利用していた。今に至ってはデータのみを利用し我々サイズの装備を登録している。しかし、今後この装置は兵器としての運用を期待されていて研究が進めば近い将来、分子分解兵器として実用化されるであろう。





 ここまでを理解してもらったうえで次に進もう。








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「身体コーティング物質」は「超合金スーパーヒーロン(SH)」

 次に、身体コーティング物質(何らかの物質)についても解明された点がある。この物質の調査とは別にミクロマン・ジーグ、ミクロマン・ガ・キーンらの身体調査を行なっていたチームが彼らの身体がそれまでは詳しい調査もせずに「超合金スーパーミクロン(SM)」だと断定していたものが、実は「超合金スーパーミクロン(SM)」に性質も、能力も限りなく近い別の物質である事をつきとめた。彼らはこれを「超合金スーパーヒーロン(SH)」と名付け、更に調査を進めると、この身体コーティング物質がその物ズバリ同一のものであることが判明した。この成果により、彼らの身体は「超合金スーパーヒーロン(SH)」製であり、元は身体コーティング物質が身体に融合したものだった事実が解明された。但し、スーパーミクロマンがカプセル・システムの進化の過程で「超合金スーパーヒーロン(SH)」と身体が融合し「超合金スーパーミクロン(SM)」になった事は理解できるが、カプセル・システムを持たない彼らはどうやって融合できたのかまでは解明に至っていない。



ブレスト機能F「分子分解・結合装置」へのナイトニウム防具登録の評価

 さて、ここで再考する必要性を感じるので確認の意味で触れておこう。それは「分子分解・結合装置」の存在と有効性についてだ。というのは、これを使用すれば、わざわざ身体改造をしなくても、敵の攻撃が「ブレストボンバー」だと判明した時点で「ナイトニウム・シールド」を出すなり、「ナイトニウム・防具」を全身に装着するなりすれば解決なのでは。と疑問に思われる点についてだ。敵との戦闘中に自分が今どんな兵器で攻撃されているのかを被弾する前に判断することがどれだけ困難な事かを考えて欲しい。実際には何に被弾するか分からない為、とにかく被弾しないように回避に専念するのが常識だ。仮に「ブレストボンバー」による攻撃だと判明したとしよう。「ナイトニウム・防具」を装着。同時に別の攻撃が来たとすると「ブレストボンバー」には対応できるが、別の攻撃に対しては、未装着時とほとんど変わらない防御力の為、どんな攻撃であっても直撃では瀕死となる。特に今回の検体は我々スパイマジシャンだ。身軽を最大の武器としている我々にとって「大型のシールド」「力場発生器」のような装備がどれほど有効と言えるだろうか。逆に命を危険にさらす事になりはしないだろうか。この問題があるからこその「身体改造」と言う事になる。そこを理解してもらい話を進めたいと思う。



実験移行

 以上、上記で説明してきた通り身体コーティング物質「超合金スーパーヒーロン(SH)」が、カプセル・システムなしで「ブレスト・システム」をも取り込み ジーグ、ガ・キーンらのボディ組織となったこと。また、「カプセル・システム」の「DNA管理装置・進化等の管理」によりスーパーミクロマンのボディ組織「超合金スーパーミクロン(SM)」に「進化」したことが理解できよう。

 「カプセル・システムによる進化」についてはM-131ディックの調査に譲るとして、こちらはこの「身体コーティング睡眠」時のシステムを転用し「超合金スーパーヒーロン(SH)」から、能力が「ナイトニウム」と同等で、ブレスト能力を阻害しない新素材「超合金スーパーナイトロン(SN)」(仮名)身体の獲得を試みようとするもの。

 しかしながら、ジーグ、ガ・キーン、スーパーミクロマンらは稼働状態を維持できるのに対し、通常、我々は「超合金スーパーヒーロン(SH)」でコーティングされると身体が拘束されてしまい稼働状態を維持する事ができない。本来その点の解明が不可欠ではあるものの、現状での解決にはかなりの時間を要すと思われるため断念し、素材としての「超合金スーパーナイトロン(SN)」(仮)を創造することに絞って検証を進めようと思う。

 そこで今回使用できるシステムとしては「ブレスト能力F分子分解・結合装置」となる。様々な角度から検討した結果、可能性があるとすれば「分子分解・結合」というシステムで、これがどういった原理で「分解登録」され、どう「分子結合」されるのか。実験により確認を行う事とする。









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 「超合金スーパーヒーロン(SH)」と新素材「ナイトニウム」を融合させた物質「超合金スーパーナイトロン(SN)」(仮名)を創造する事を目的とし、以下で実験結果を公表する。


実験  分子分解・結合装置に「超合金スーパーヒーロン(SH)」と「ナイトニウム」を融合させる

期待値

@「検体」、ブレスト能力の「身体コーティング睡眠」実施(意識状態)
A「検体」に「ナイトニウム」を塗布する
B「検体」、「睡眠」状態から「解除」と同時に「ナイトニウム」の「分解意志明示」
C「ナイトニウム」と「超合金スーパーヒーロン(SH)」が同時に分子分解
D分子分解・結合装置に「超合金スーパーナイトロン(SN)」(仮)として合成登録される
E再度「身体コーティング睡眠」実施
F「超合金スーパーナイトロン(SN)」(仮)コーティングが現われる

問題要素

@ブレスト能力「身体コーティング睡眠」を他の用途に使用可能か
Aブレスト能力「分子分解・結合装置」が@と同時制御可能か
Bブレスト能力「分子分解・結合装置」の「分解登録」で複数物質の融合が可能か
C能力減衰により「超合金スーパーヒーロン(SH)」は分解は不可能なのでは

実験移行


結果 期待値に対し不一致
@「身体コーティング睡眠」は想定通り単独稼働。解除意志で通常稼働しかせず
A塗布「ナイトニウム」は
「分子分解」で「ナイトニウム」として単独登録
B再
「身体コーティング睡眠」でも「超合金スーパーヒーロン(SH)」コートが実施される
C
「分子分解登録」された「ナイトニウム」は「分子結合」意思で単独実体化
D能力減衰は「ナイトニウム」塗布の外界が対象と判明

 ブレスト能力の「身体コーティング睡眠」「分子分解登録」は、それぞれ完全に独立したシステムで「検体」の意志によっても目的外の使用は不可能ということが判明。


判定 現在の知識・能力では転用不可能と判断


 以上、現在の我々の知識・能力では、ブレスト能力の「身体コーティング睡眠」を転用した
「超合金スーパーヒーロン(SH)」と新素材「ナイトニウム」との創造は悔しいが不可能と結論。検証作業を終了する。

















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