No.00032070


Cサイボーグ1号のシグナルとスペクトルMXの同調・変身(創作)

 本題: 「変身」による「ナイトニウム」身体獲得の可能性

(M)A.D.1978/12/xx
(C)A.D.2005/12/xx
保安機関CRIMメディカルエリア
ナイトニウム研究所
M-134 デビット


 今回の課題。これは結構おもい。まして自分たちが対象だからこそ更にだ。この技術、1976年当時、「ミクロマン・ジーグ」「ミクロマン・ガ・キーン」らの戦果に着目したM-109Xダゴンら4人が次元(C)のサイボーグ研究所との合同研究で成功させたものだ。本来なら「超合金スーパーヒーロン(SH)」の身体獲得も目指したものだったが、そこまでは果たせず、新たに考案されたのがこの方法だった。実は人為的に「ミクロマン体」に縮尺以外の変化を与える事ができた唯一の事例だ。今回は、この技術を「ナイトニウム」身体の獲得に転用可能か検証しようと言うもの。関連する当時の報告書の添付と「ミクロデビルマン」となった4人の特徴を示しておく。


「トム・リポート 6」(創作) ブレスト M-109Xトム 00001500
「ミクロデビルマン」 外箱 00003000
年代順

ミクロデビルマン特徴

 最大の特徴は、何と言っても「元の姿に戻る事ができない」これに尽きる。彼らが「悪魔の力」と称するものも元々の彼らの性質・性格が言わしめたものだ。その方面の具体的な「力」は存在しない。ただ、装備として両手足の「ディスカッター」「フライトデビルウィング」は「変身」の際に授かったもので、彼らだけの新たな装備・能力と言える。言っておくがこれは「変身」であって「進化」などではない。基本的能力はミクロマンの時と変わらないが、ブレスト能力の強化が確認された事により「身体能力が向上した」と言える。

向上した主なブレスト能力

B重・圧力の制御

浮遊・瞬間移動(テレポーテーションと言うよりは超加速移動)・観念動力(サンキネンス)・重量物移動・真空中活動・深海活動

C五感外認識制御

透視・意識転送・遠隔コミュニケーション(テレパシー)

E神経伝達制御装置

上記、動作・認識の高速処理。(地球人類の数10倍とされる)
(コンピューター制御装置、またはナーブ制御装置とも言う)


獲得した装備

ディスカッター

両手首、両足首に装備され必殺技となる

フライトデビルウィング

2種が確認されている。彼ら専用の装備




 これが、我々「ミクロマン体」に確実に変化を与える事ができ、事例もある唯一の方法だった。なぜ過去形か。実はこの方法で身体を変化させた事例が彼らMD-601ダゴン達以外に存在しないからだ。データにもあるように、この方法は「変身」であって「カプセル・システム」による「進化」ではない。つまり、元の姿に「復元」することができない。「カプセル・システム」ならば、「カプセル・システム」に装填される事で進化を遡って以前の身体を復元できる事が実証されている。したがって、この方法で「変身」するには・・・。言葉を選ぶのが難しいが、それ相応の覚悟が必要ということだ。社会的にも。個人的にも。なので、これ以上の説明は不要と考える。よって事例がひとつしかない。そう言う事だ。
 しかし、それよりもまず、この方法を転用して「ナイトニウム」の身体を獲得しようとすると根本的な問題がある。


問題:外観のみの「変身」(変化)では「ナイトニウム」の身体は手に入らない。


 簡単だが、以上の点で既に転用に適さない事がわかろう。仮に「ミクロナイト」に「変身」した場合、容姿は「ミクロナイト」になるが「ミクロデビルマン」ら同様、身体能力にほとんど変化は現われないと言う事だ。


以上により「転用不可能」と判断






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