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クレーターズらは自然とM-251ロビンを中心に集団化されつつあり、彼を中心とした一部が一団となり行動していた。現在、ムーバー級ムーバーベース(拡大型移動基地量産機動機種)011をファクトリーエリアより入手し、南米エイムズ油田付近にて活動を行なっていた。
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ハドソン |
おや。 これまた派手な飛行してますな。 |
ステルス |
なにアピールしてんだ。
奴ら何がしたいんだ? |
MC-7 |
・・・。 |
ハドソン |
まあ、そう言うな。
彼らも、何をしていいのか困惑中なんだよ。 |
ステルス |
困惑って。
狙って下さいアピールにしか見えないんですが? |
ハドソン |
そうだな。 |
ステルス |
でなきゃ、撃ってきたら作戦通り即反撃。戦闘状態突入。 やった!やっつけました。見て下さい。ってか?戦闘したくて仕方ねー。って感じですよ。
反撃体制整ってるとは、まったく思えませんが? |
MC-7 |
・・・。 |
ハドソン |
そうじゃないさ。
我々の時と違って、蘇ってみたら先人達が組織だった行動をしててみろ。
「オレ達はこんな事ができるぞ」的なアピールってしたくなるもんさ。 その方法が、今は”これ”しか思いつかなかっただけだよ。 |
ステルス |
戦いたい。ってのと同じだろ。 オレは命が惜しいから戦闘はご免だね。 |
MC-7 |
・・・。 |
ハドソン |
(ムーバーベース011の思念を探る) ・・・そうでもないさ・・・焦ってるだけだよ。 |
ステルス |
ふん。 |
ハドソン |
まあいい。取りあえず挨拶と行きますか。 ・・・ムーバーベース011 こちらインテリジェンスエリア所属のジェットミラーSC203、及び108、109。着艦したいんだが、いいかなあ・・・ |
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南米エイムズ油田付近上空。ムーバーベース011内。クレーターズ。
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ロビン |
(この世界についてのレクチャーは受けたものの・・・体感無しでは、どうにも理解に苦しむ。 オレについて来た連中も、そう感じてるんだろうか?アクロイヤー。なんで敵をやってるんだ?
本当に話し合いの余地は無いのか?洗脳ってどうなんだ?同じミクロアース人だというのに。
彼らだって蘇ったこの星、この場所がミクロアースに酷似していて愛おしいと思わないのか? そんなに違ってしまってるのか?どうにか接触できないのか?) |
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ロビンは自分の感情が愛憎に変わってゆくのを自覚せざるを得なかった。
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スティーブ |
本部の偵察機3機が着艦を求めてきてるっす。 どうします? |
ロビン |
偵察機?
何か情報を持って来てくれたのか?いや、止めにでも来たのかな。 |
スティーブ |
で、どうします? |
ロビン |
かなり行動してきたが、何の情報も無しではどうになならない事も理解できたし。 アクロイヤーの居場所の情報にしろ、止められるにしろ、
交渉決裂時の戦闘も、しなくて済むならそれでいいか? |
レイク |
そうだな。 せめてもの戦果は事故に遭った地球人を2度助けた事だな。 いいんじゃないか。それで。 |
ロビン |
うん。許可してやってくれ。 |
スティーブ |
了解!隊長。 |
ロビン |
オレは、いつから隊長になったんだ? |
スティーブ |
まあまあ。そういわずに。
似合ってんだから問題なし。ねえ。 |
レイク |
確かにな。資格有りだ。 |
ロビン |
いや。お前に譲るよ。 |
スティーブ |
オレは無理っすよ。 |
ロビン |
・・・レイクに・・・言ってんだが。 |
スティーブ |
・・・わっ、わかってますよ。・・・そんなの。・・・ねえ。おれだって・・・ |
ロビン |
いいから。着艦許可! |
スティーブ |
イエッサー! |