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MFC新聞   創刊号―Vol.1

The Microman Fan Club News           1部100円

●発行/潟^カラ
●編集/叶迢ネ企画
●企画/鞄ヌ売広告社MFC新聞編集室


1979年7月15日発行《季刊》

●もくじ

アマゾンの神秘・・・・・・・・・・・・ 1
レスキュー基地出動!・・・・・・ 2
アマゾン探検記・・・・・・・・・・・・ 3
ジャイロの遊び方・お知らせ・・ 4
くみあわせゲーム・大懸賞・・・ 5
レスキューパトロール・・・・ 6〜7
フレンドエリア・・・・・・・・・・・ 8〜9
ものしりクイズ・・・・・・・・・・・・ 10
君だけに教える秘密情報・・・ 11







アマゾンの神秘
アマゾンにナゾの遺跡?

 君、知ってるかい?正確な地図もないアマゾン河の上流に、ナゾの小山群がある事を―――
「オヤ!これは何だろう?」アメリカ航空宇宙局(NASA)の衛星写真を見ながら、まぼろしの都市パイチチをさがしていたペルーの考古学者はおどろきの声をあげた。よく見ると自然にできたにしては、キチンとしすぎた小山が10個も写しだされているではないか。1976年のことだった。
 それは、空を飛ぶ者に何かを伝えているようにも見える。考古学者の胸はたかなった……これこそ、黄金に目がくらんだスペイン人に追われたインカの人々が、アマゾン奥地につくったと語りつがれる伝説の遺跡では・・・・・・・
 河口から6,000キロメートル以上もさかのぼってアマゾン河上流へと、まぼろしの遺跡を求めて、各国の探検隊は神秘の世界へふみ入った。日本の探検家、関野吉晴(せきのよしはる)さん(30)もその一人だ。
 ひとつひとつの小山は、遠くから見るとピラミッドに似ていた。うっそうとしげったジャングルにはばまれて、小山のナゾはまだ分からないままだ。

●ナゾの遺跡は世界中に
 ペルーのナスカ高原には、地上ではただのミゾにしか見えないのに、飛行機からは動物や幾何学もように見える巨大な絵がある。大昔の人がどうして、こんなに大きな絵をかいたのか?・・・・・・宇宙人の交通標識だったのかも――君はどう思う!
 イギリスのストーンヘンジ、中央アジアの宇宙パイロットの岩絵など現在の科学でもよくわからないナゾの古代遺跡がたくさんある。なかにはミクロマンがつくったものもあるんじゃないかな。


レスキュー基地出動!
 「クレス、アダム!スクランブル――目的地アマゾン。」
バーンズ長官の命令がレスキューエリアになりひびく。ギューン・・・・・・クレスとアダムが操縦するレスキュー基地は、地球本部を飛び立つ――
 NASAの資源衛星からの電波をキャッチしたスパイマジシャンが重大な発見をしたのだ。アマゾン奥地のナゾの小山群に、αH7反応が感じられる。アクロイヤーたちが人間の大切な資源をぬすみだして、小山の地下にかくしているようだ・・・・・・ソウダ!メキシコの油田が、トツ然かれてしまったのもアクロイヤーのしわざにちがいない。
 上空から、スペクトルMX光線で、ナゾの小山群を透視していたアダムがさけぶ。
 「小山の地下はメキシコに続いているぞ!クレス高度を下げてくれ。」 メキシコの石油は地下道を通じて、ひそかに、アマゾンに移送されていたのダ!!
 「着陸準備OK、オヤ、おかしいぞ!アマゾン河の水が逆流している。アッ!バランスがとれない―――アダム気をつけろ・・・・・・・・。」
 不時着したレスキュー基地をもうれつな狂気ガスがおし包む。河岸のドス黒いドロの中から、次々と現れるアクロイヤーアマゾン、ウロコマン、トカゲラス・・・・・・・・・・
 ドスッ――アマゾンキックだ。キューン――あぶない!ウロコショットをかわせ!フイをつかれたレスキュー隊は大苦戦・・・・・・・・
 バルルーン、エンジン音が聞こえてくる。アマゾン河のだく流を渡って水陸両用レスキューサーボが、応えんにやってきたのダ。
 「ミサイル発射!!」
 「ベースマシン発射!!」
 「ジェッター、ボンゴ発進スタンバイ――ゴー!!」
反ゲキに移るクレス、アダム――エン護するサーボマン――レスキュータワー基地もとう着だ。もうアクロイヤーアマゾンなんかに負けはしない。空からはジェッター攻ゲキ、地上からはボンゴが・・・・・・一人、二人、三人・・・・・・アクロイヤーアマゾンはドロの中へにげ込んで行く。
 クレスとアダムは勝ったのだ。地球の資源も、ぶじにとりもどした。今は、メキシコの油田からも順調に石油はほられている。このはげしい戦いに気がついた地球人が、はたしていたであろうか。
 クレスの談話=苦戦しました。アクロイヤーアマゾンににげられたのが残念です。かれらは、また準備をととのえて、悪事を働くでしょうから、警かいが必要ですネ。




1







アマゾン探検記  探検家 関野吉晴氏(30才)
1971年に6,000キロメートル以上のアマゾン河をゴムボートで下ったのがやみつきで、この9年間の3分の1はアマゾンですごす。原住民の友だちも多い。7月にはアンデス文明の起源を求めて、ふたたびアマゾン水源地帯(マラニオン)へ。アマゾン行きは9回目。一橋大卒後、横浜市立大医学部(4年生)へ。これも探検を続けたいから。


 原住民の案内人二人とツンツヤの集落を出発、アマゾン河の水源地帯パンチャコーヤに向った。南米ペルーに残された“最後の秘境”パンチャコーヤには昔から、インカ帝国の皇帝が築いた金鉱を開発するための黄金都市があるという伝説があった。
 しかし、そこにはマチゲンガ族という原住民が住んでいるが、白人など外部の者はほとんどはいれなかった。以前、フランス人二人とアメリカ人一人の探検家がやはり黄金の都市を探すためにはいっていったがそのまま行えを断ってしまった。土地の人たちは一度はいったら二度と出てこられないところだ、と言って恐れていた。
 アマゾン河の水源地帯となると水の流れも早い。力いっぱいさおをささなければ流されてしまう。
 旅の食料はすべて自給自足だ。弓矢で魚をとったり、出くわした動物や鳥を射とめて、焼いたりにたりして食べるのだ。よくとれる動物はサル、バク、イノシシ、ワニだ。ワニは白身の魚のような味だ。
 乾季のアマゾンは水量は少なく、水位は1メートルにも満たなかった。だが上流に進むにつれて、岩石がごつごつとつき出した浅瀬が多くなり、そうした所では川に入って、カヌーを引っぱり上げなければならなかった。
 ツンツヤの町を出てから三日目の午後、プチャーロという所に出た。ここには、いつの時代にほられたのかもわからないナゾの岩絵が残されてた。
 川岸からはなれたところに高さ10メートルほどに岩壁がつづいている。その前をおいしげっているジャングルを蛮刀で切り開いていくと岩壁の真下にでられる。そこに地面すれすれのところから二メートルほどのところまで岩絵がハッキリと、ほられていた。
 案内人が「だれがほったんだと思うね。」と私に聞いた。「ここに住んでいる原住民じゃないのか。」と答えると「ゼッタイにそんなことはない、かれらはものをかくことをしらないし、この岩絵はずっと古い物だ。」という。
 確かに岩絵のほられている岩壁はたかく、ほりも深い。深いところでは一センチメートル以上になっている。そこらへんにおちている川原のの石ではとうていほれそうにもない。特別に固い石、あるいは金属を使ったように思えた。サル、ヒト、ヘビ、カエルなどさまざまな絵がほられていた。黄金都市をつくり、住んでいた人々がほったのだろうか。
 そこから上は徒歩で進むことになった。川幅がせまく、流れが急で、この先はカヌーで進むのは不可能だったからだ。
 進むにつれて、両側は険しいガケになった。その岸壁の片側にだけ、どうにか歩けるほどの川原がつづいている。しょっちゅう川を渡らなければならない。場所によっては、胸までつかる深みを渡った。翌日もまた次の日も、川原歩きと川渡りの連続である。川原に沿って前進を続ける間には、ジャングルを中を歩かなければならない。
 ジャングルの中はウス暗く、ツタがかぶさるようにしげり、とげのある植物が手足や衣類にまといつく。
 数十メートルも続く赤アリの大群や一匹で三センチもある黒アリにも注意しなければならない。赤アリも黒アリもかまれると飛び上るほど痛くはれあがる。大型のハチも難敵だ。
 このようにして半年間にわたりパンチャコーヤを歩きまわり、岩絵など黄金都市の手がかりをつかんでアマゾンを去った。


組み合わせゲーム
 「敵と味方に別れているが、ミクロアースからやってきた似たものどうし。アクロイヤーよ、君とボクのパーツをドッキング、悪の世界から足を洗え。」ミクロマンより――左の写真は何のパーツの組み合わせ?君もパーツの組み変え遊びをやってみよう! 他略
ジャイロの遊び方
 ビックリアクションのジャイロに乗って新しいレスキュー隊員登場!!その名はミクロマンジャイロ。
車輪の回し方で、ゆっくり走ったり、立ちあがって回転したりするよ。君のアイディアで、パーツの組み立てを工夫するといいよ。 他略




2







レスキューパトロール

森藤先生アトリエの巻


バーンズ長官以下、アダム、クレス、リチャード、ウイリアムス、ジェームス――ボクたちレスキュー隊員は災害から人間を守るために活動している。
君たちは、ボクらに気づいていないはずだ。ボクらは体が小さいし、加速装置でしゅん間的に動いているからね。でも、ボクらサイボーグじゃない。君たちと同じ人間なんだ。メカのように見えるのは、ミクロアースで移しょくされた金属質の人工細ぼうのせいさ。
 ボクらレスキュー(救助)は得意だけれど、レスキュー出動なんてない方がいい。人間どうしがあらそうなんてよくないよ。平和にくらすのがいちばんさ。それでも万が一のためにいつもパトロールしてるんだ。パトロール中には楽しいことにも出くわすし、勉強になることもあるよ。
 ほんとは、君といっしょにパトロールしてみたいのだけれど――ソウダ!身軽なボクらが君のかわりに飛んでって、MFC新聞で報告しよう。
 君がぜひパトロールしたいところがあったらハガキで教えてね。あて先は四ページを見てね。
 きょうは、君たちおなじみの森藤よしひろ先生のお宅をパトロール――クレスとアダムはアマゾンに出動なので、われわれリチャードとウイリアムスが担当だ。レスキューマシン5号ヘリコプターで、富士山地球本部レスキューエリアからのんびりと出動。東京タワー上空午前九時通過、異常ナシ。進路を北東へとる。つり人でにぎわう水元公園を眼下に江戸川を超えると、そこはもう千葉県。空気はさわやか、緑がきれいだ。千代田線沿いに飛行して、東京から約ニ五キロメートル、北小金駅が見えてきた。左へ目をやると、深い緑がえんえんと続くなみ木道、杉と松だ。オヤッ!その向こうにむらさき色のカスミがかかているぞ。いっしゅんきん張。
 「ウイリアムス、高度を下げろ」「了解ッ」かすみじゃなかった。一五、〇〇〇本ものアジサイが咲き競っていたのだ。むらさき色のまん中にソウ大な寺院、そこが本土寺、またの名をアジサイ寺。
 リチャードのテレパシー増幅装置が反応している。森藤先生の家は近いぞ。右せん回、目標五〇〇メートル先―――着地。
 森藤家のふろ場から、湯ゲがゆらゆら――湯を使う音は聞こえない。チョッと失礼!のぞいて見ると先生、湯ぶねにつかって天井をにらんでいる。

ウイリアムス=朝から、おふろなんて漫画家はのんびりしてますね。
先生=やあ!きみたちか、どうも案につまってね。
 ソウ、先生はテレビマガジンにボクらミクロマンが活やくする場面を発表してくださっているのだ。先生はベテラン(いや失礼、年は若いのです。いま三四才)だから、ボクらを絵にするもは早い。でも、いい案がうかばない時は、モウたいへん。ふろに入ったり出たり、また入ったり・・・・・・ある時は一日七回も――
リチャード=これは失礼、お苦しみのところとは。失礼ついでに苦心談をもう少し。
先生=ウン。ボクは天才じゃないけれど、努力家なんだ。何をしていても、君たちミクロマンのことが頭のかたすみからはなれないんだよ。だからねむっていても、パッといい案がひらめくこともあるんだ。
ウイリアムス=どうして、そんなにボクたちのことを考えてくださるんですか?
先生=君たちが好きだからだよ。君たちは目立ちたがらない。気がつかないところで人間を助けてくれているじゃないか。そこがいいんだ。
リチャード=アクロイヤーはどうですか?
先生=かれらは、地球は自分たちの星だと思っているからね。しまつが悪い。地球の資源を一人じめして人間をダメにしようとしている。人間が弱くなればアクロイヤーの世界さ。でも、君たちが防いでいてくれるから助かるよ。この地球上の資源も自然も、みんなのものなんだ。アクロイヤーみたいに自分かってはいけないよ。
リチャード=ほかにお気にめさないことは?
先生=土地がせまいから、高層ビルを建てる。これはいい。だけど万一、火事がおきたら安全が守れなくて、君たちがレスキュー出動しなくてはならない――そんなへんなビルを建てるヤツも自分かって。みんな自分がやっていることには責任をもたなくてはね。
ウイリアムス=ところで、これからボクたちにどんな活やくをさせてくださるんでしょう。
先生=ウーン、ボクは君たちがせいいっぱい努力している姿が好きなんだ。アクロイヤーもしぶといから、これからは君らが負ける時もあるかもしれない。敗れても力の限りやった後には、必ずよい結果がでるものなんだ。いつか君たちが人間ち仲よく共同生活ができる日がくると思ってるよ。アッー、つい長湯してしまった。

湯あがりの顔をほてらして、資料とボクラの仲間ミクロマンたちでゴチャゴチャの仕事部屋におちついた先生に、最後のインタビュー、MFC会員にひとこと――

先生=子供は元気でなくちゃあ。ウン、ガキ大将けっこう。でも、いじめっ子はいけないね。ミクロマンみたいだけど、やさしい心のガキ大将――こうなって欲しいねえ。

 先生は机に向って仕事にかかる。いい案がうかんでくれるといいなあ・・・・・・と思いながらレスキューエリアに帰還、本日異常ナシ!!君も、ミクロマンストーリーを考えて森藤先生に送ろう。

あて先は 〒270
       松戸市平賀二〇九―五五
       森藤よしひろ(嘉宏) 先生





3







★フレンドエリア―会員番号Xからのたより

君だけに教える○秘情報!

★レスキューマシン3号・4号・5号
              まもなく完成!!

 レスキューマシン3号

 レスキューマシン4号
 レスキューマシン5号

ファクトリーエリアでは、ミクロマンレスキューマシン3号・4号・5号合体セット製作の追い込みに入っている。合体のままでも、バラバラになっても、レスキュー隊員の力強い味方だ。君もレスキュー隊員といっしょにマシンを使って、アクロイヤーから地球を守ろう。


ミクロマン

うなれ、超メカ!ミクロマンジャイロ

レスキューマシン3・4・5号合体セット新登場!













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