ミクロマン カプセルの色 1
1974年〜1975年初登場のシリーズ

平成22年10月31日公開
平成22年11月7日改訂
情報提供 : MC-7さん、21世紀鉄仮面さん、てって博士

 ミクロマンのカプセルは、透明のふたと色のついたベッド部分の2つのパーツでできています。ベッド部分の色は一人一人のミクロマンによって決まっていますが、購入後に間違った組み合わせで片付けられることがあり、混乱が見られます。また、発売の時期や形態によっても違いがあります。ミクロマンとカプセルの正しい組み合わせを調査しましたので、参考にしていただければ幸いです。なお、旧製品が希少となっていること、復刻版が変化に富んでいることなどのため、得られた情報に誤りや見落としがあるかもしれません。お気づきの点がございましたら、是非お知らせくだい。

最後期仕様のカプセル

M101シリーズ ミクロマン

M101 ジョージ M102 ジャック M103 ジェシー M104 ジョン
旧初期
旧後期 薄緑
復刻版
復刻再販
ソリッド
ヒストリ 透明 透明 透明 透明
メッキ
メッキ再販
ハイパー 透明 透明蛍光緑 透明蛍光青 透明蛍光橙

M100 トム M105 ジェームス M106 ジェイソン トイフェスグレー トイズランド薄緑 WCCピンク 火山 武蔵
復刻版 透明黒 透明 透明

ヘドロスター
透明緑
ニューミクロマンタイプのカプセルを
二重枠で示します


 最初期のM101シリーズは乗り物とセットで発売され、カプセルはありませんでした。
 やがてミクロマン単体でも発売されるようになりましたが、カプセルのベッド部はどれも白でした。復刻版のカプセルはこれに合わせたと考えられます。しかし、後のカプセルでは重要な特徴が省略されました。


ミクロマンの脇腹を固定する突起がありました。
(写真のものは片方折れています。)

顔の前の同心円状のモールド

足元のアーチ状のモールド

この時期に独特のカタログが付属していました。

カプセルとブレストの機能についての説明が載っています。


 金型改修で上述のモールドは消されてしまいましたが、よく見るとその痕跡がうっすらとわかります。
 そしてベッド部には色がつくようになりました。
 また、[ミクロマン]ステッカーの下に個人ナンバーが貼られるようになりました。カプセルの上部に商品コードのステッカーがついたものも見られます。字体が一致しておらず、発売時期による違いだと思われます。足元には大型のSTマークが貼ってあったりします。
 これらは発見例が少なく、一部ステッカーがはがれている可能性もあって、時期的な順序関係は定かでありません。
 


 名前が入るようになったステッカーは3種類あります。
 上段と中段は形状は同じですが材質が違います。上段は透明ステッカーです。中段の紙でできている方が新しいです。
 1976年に登場したMATキャンペーンのキャラクターが描かれたステッカーは、ずっと後まで続きました。


M111シリーズ ミクロマン

M110 プレトン M111 ボブソン M112 バーンズ M113 ボビー M114 ブラッキー M115 ベン トイフェス10限定
- クリーム レモン
復刻版
クリーム レモン メタリックブルー

発売(配布)されなかったものを空欄、発売(配布)されたがカプセルはなかったものを「-」で示します。

復刻版では、ボブソンとバーンズのカプセルの色を間違えて反対にしてしまったようです。

ステッカーの形状には2種類あります。
 M101シリーズと同じように、名前入りステッカーは材質やデザインの変更が行われました。STマークの貼り付け位置も変わりました。
 ブラッキーのカプセルはレモンイエローが普通ですが、シリーズ終盤で山吹色に近い黄色のカプセルが見られます。


M121シリーズ ミクロマン

M121 メイスン M122 マイケル M123 ミラー M124 マックス M125 モーガン MW-100 スノウ
復刻版 レモン クリーム メタリックブルー

E80000V モリソン
透明黒

 復刻版M121シリーズのカプセルは、M111シリーズと同じ4つの色が使われました。旧メイスンの青い色は、復刻版M101シリーズが再販された時に再現されました。
 復刻版を見て、ミラーはボビーと同じクリーム色のカプセルだったと思うかもしれませんが、元々は普通の白でした。

 ステッカーの形状は2種類あります。
 M101やM111シリーズと同じように、名前入りステッカーは材質やデザインの変更が行われました。STマークの貼り付け位置も変わりました。


M201シリーズ スーパーミクロマン

M201 ロビン M202 ロバート M203 ロッキー
前期
後期 レモン


 豪華版ミクロマンといった趣のスーパーミクロマンは、カプセルに納めさらに紙箱に入れて販売されました。商標などの表示は全て紙箱にあるので、カプセルにステッカーはありませんでした。黒・赤・黄のベッド部は、時期によって白いこともありました。

 箱の裏の写真は全てロビンです。
 箱の横にミクロマンの名前が記してありますが、発売時期によっては記載のないものもあります。
 箱の前面の記載は2種類あります。「超合金」は他社の商標を侵害する恐れがあったため、「金属製」に変更されたものと思われます。  カプセルの開け方はここでしか見られません。余談ですが、当時ブラッキーを買ったものの、開けるのに失敗して壊してしまったことがあります。


M211シリーズ スーパーミクロマン

M211 ケン M212 カリー M213 キム
箱の裏側はどれもキムの写真で同じです。
 M211シリーズのカプセルは全部白いベッドだと聞いていたのですが、21世紀鉄仮面さんが当時から持っているM213キムは黒でした。入れ替えたりしたことはなく、間違いないそうです。ちなみに、αH研究所のキムは白です。もしかしたらM211とM212もカプセルが黒いものがあったのではないかと推測されます。  カプセルをさらに箱に納めて販売しているのはダッシュウィングやヘルメットを付属させるという理由もあるのでしょう。紙箱があるのでカプセル本体にステッカーはないのですが、何となく寂しいです。
 写真ではM212カリーだけ足の窓が開いていません。時期的な差異だろうと思うのですが、これとは逆のパターンのものをお持ちの方はご一報を。
 スーパーミクロマンのカプセルの透明パーツは少し柔らかい材料でできていて、飴色に変色していることが多いです。


M221シリーズ スーパーミクロマン

M221 ロビン M222 ロバート M223 ロッキー
 ハンドバズーカのついたM221シリーズのカプセルは、基本的にM201シリーズに準じています。恐らく白いのは存在しないでしょう。紙箱のサイズやデザインは、M211シリーズのものを踏襲しています。
 写真ではM221ロビンだけ箱の窓が広く、STマークの番号に黒い文字が使われています。時期的な差異ではないでしょうか。
 なお、ロッキーの黄色いベッドは山吹色に近いものに切り替わったらしいのですが、その時期は定かではありません。山吹色のM203、またはレモンイエローのM223をお持ちの方はご一報をお願いします。


カプセルカラー2へ

研究報告
研究報告トップへ戻る