ミクロアース物語 -0.03


ミクロアースとは…

1000億の星からなる巨大な銀河系も大宇宙の中のひとつの星でしかすぎない。その銀河系の中にも私たちの住む太陽系のような星団が無数にある。だから地球と同じように人類が住む星がかならずある。今から40億年も昔、銀河系の中心にあったミクロアースもまた、人類がすんでいた。
ミクロアースには、空気、水、木、土など現在の地球と変わらない自然があり、生理機能が地球人とよく似た、ミクロマンという人類が住んでいた。








ミクロアースは直径約1万2000km(地球は1万3000km)の惑星、ミクロアースの太陽であるミクロソルは、直径約140万kmの輝くガス球で、ほかの約1000億から2000億の恒星とともに、大きな星の集団である銀河系宇宙をつくっている。
銀河系と同じような星の集団は、小宇宙とか島宇宙とかいわれ、宇宙にはこうした1000億以上の星の集団である小宇宙が1000億以上もあると考えられている。宇宙のスケールから見れば、地球もミクロアースもチフス菌ほど小さいのである。
ミクロソル系は、ひとつの恒星つまりミクロソルと9つの惑星で構成されている。これは、私たちの住む太陽系と同じ構成になっている。ミクロソルを中心にしてミクロアースをはじめとする9個の惑星の他に、非常に多くの小惑星や彗星などがあり、さらに惑星のまわりを33個の星がまわっている。
ミクロアースはミクロソルから3番目の惑星で、地表は大陸と海に分けると、ミクロアース全体の約71%が海でしめられた水の惑星である。

ミクロソルと各惑星の大きさの比較

ミクロアースは、地球とふたご星だったと考えられている。ミクロアースの内部も地球の内部構造とほとんど同じで、物質も同じだからだ。約50億年前には地球との二重星で、互いの重力で卵形にゆがんでいた。しかしなんらかの重力作用でミクロソル系に現れミクロソルをまわりはじめた…ブラックホールにのみこまれ、別な宇宙空間に、ひょっこり顔を出したとも考えられるのだ。

二重星だった地球とミクロアース

ミクロアースはほとんど球であり、半熟の卵のような構造をしている。殻の部分が冷たい地殻で、厚さは数km〜数10km、その下は2900kmぐらいの深さまでマントルで、卵の黄身に当たるのが核(コア)だ。ここは鉄やニッケルが溶けて液状になっているらしい。これは地球の内部構造とほとんど同じだ。
ミクロアースをふくむ9個の惑星はみな同方向(天の北の方から見て時計の針の進む方向…太陽系の惑星と逆)にまわる。ほとんど同じ面をまわり、惑星軌道もほとんど円形に近い。ミクロソルを中心にした薄い円盤のようなものがミクロソル系の形である。



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