ミクロアース物語 0.14

戦いの火花の中で

 そうしたある日ミクロマン基地に「東北地方にαH反応(まだ再生されていないミクロマンの信号)あり」という情報が送られてきた。ミクロマンたちはさっそく仲間を求めて移動基地で出動した。ピピピーッ青森県の亀ヶ岡遺跡でその反応が最大になった。そこには遮光器土偶(イヌイットの人々が太陽光線から目を守るために使用するというメガネに似ているところからその名前がついた)が写し出されていた。ミクロマンたちは、宇宙人の姿をしたその土偶に強力なスペクトルMXを発信した。
 バババーン、土偶の殻を破って青白い炎とともに新しいミクロマンが現れたのである。彼らは、ミクロアースでの超科学力をもっておりその能力は全ての面で今までのミクロマンより秀れていた。彼らは日本で生まれたためとくに日本の知識に詳しかった。

 同じ頃、古代遺跡を調査中のミクロマンコマンドがニューヨークにさしかかると、サーベイヤー1のαH感能器が未知のミクロマンの信号をキャッチした。この付近に古代遺跡はないはずなのだ。ミクロマンは信号の発信場所をさがした。なんと、あの自由の女神の台の中から発信されているのだった。彼らはそこめがけて強力な電波を発射した。すると青白い光が走り、自由の女神の中から、女性のミクロマンが飛び出したのである。彼女らをレディコマンドと呼んだ。

 新しくコマンド部隊に加わった仲間を含め彼らは、それぞれの自分達の能力を、全人類の敵アクロイヤーと戦うためにまた地球の平和を守るために役立てることを誓いあった。

 アクロイヤーの攻撃が近づいているという情報をキャッチ。その野望を防ぐため、サーベイヤー1、サーベイヤー2をはじめ、超性能のメカが揃った。さあミクロマン戦闘準備だ
 この攻撃に備えるため、サーベイヤー基地の完成を急ぐのだ。この基地の完成で、サーベイヤーシステムは無敵の超能力を発揮できるのだ。
 サーベイヤー基地が完成した。アクロイヤーをたたきつぶせ!! 3機種そろったサーベイヤーは、無敵の力だ。さあ、出撃だ 無敵のサーベイヤーシステムの超性能を見せてやるぞ。
 ジャイアントアクロイヤーとともに、打倒ミクロマンの新兵器メカアクロイヤーが、ついに出現した。高性能光子レーザーを持つメカアクロイヤーは、ミクロマンの最大の敵ともいえるのだ。油断をするなサーベイヤー!!

 その時遺跡を調査していたサーベイヤー基地からアクロイヤーが古代遺跡を荒している、という情報が送られて来た。そこにはキャタピラーをつけマシンガンを装備した謎のアクロイヤーが一緒だということだった。これはミクロマンの誕生を阻む総統アクロイヤーがコマンド部隊に対抗するためにつくりだした脅威の戦闘ロボ、メカアクロイヤーであった。早速、新しく誕生したミクロマンコマンドはその超科学力で、メカアクロイヤーを撃滅する超能力をもつロボット、ロボットマシーンZを作りあげ、そしてアクロイヤーに対して戦闘を開始したのである…。

 それ攻撃だ デストビーム発射 マシーンタンクからはマグナムミサイルが撃ち出される。しかし超硬質金属製のメカアクロイヤーはびくともしない。メカアクロイヤーの光子レーザー砲の反撃にロボットマシーンZは攻撃できず危機においこまれた。
 よし必殺攻撃だ!! サーベイヤー1、2、基地合体せよ この合体メカでパワーアップ。メカアクロイヤー覚悟!!
 よし 必殺攻撃だ。空中高く飛び上ったロボットマシーンZは、急降下飛行から、走るマシーンタンクにセットイン 最強のロボットマシーンZに合体した。パワーアップしたロボットマシーンZは驚異の破壊力を持つ磁力波動砲を、メカアクロイヤーのボディにたたきこんだ。大音響とともに火花が炸裂した。
 サーベイヤーとロボットマシーンZの必殺攻撃で、ついにメカアクロイヤーは撃退された。しかし戦いはこれで終ったわけではない。アクロイヤーはまた新たな力で攻撃してくる。地球の平和を守るため、負けるなロボットマシーンZ。

 アクロイヤーを撃滅するまでミクロマンに安らぎはないのであろうか。地球に平和が来る日まで戦えミクロマン、負けるなコマンド



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