前年は地上で活躍するミクロマンの物語に終始しましたが、土星のタイタンを加えることによって再び宇宙に目を向け、他の天体へもミクロマンゾーンが広がり続けることを示唆しています。この昭和51年はじめのストーリーを、以下の資料から最も詳しい記述を集めて制作しました。
また、スーパーミクロマンM201シリーズがハンドバズーカを装備してM221シリーズに取って代わるなど、それまでの登場人物に、初めて現れたときとは異なる姿が定着してきました。人物紹介は前にもありましたが、この時点で登場するミクロマンの仲間を改めて紹介したのも、そのような変化を表現するためです。
『タイタン』 昭和51年 タイタンに付属の解説書で、帯状の用紙が4つに折り畳まれている。ロードステーションの完成からタイタン合流までの物語が詳しく紹介されている。 マグネコンドルとドーベルマシンの写真の代わりに、シルエットだけの概念イラストが使われている初期版も存在する。 |
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初期版より |
後期版より |
『ドーベルマシン マグネコンドル』 昭和51年 ドーベルマシンとマグネコンドルの兼用解説書で、帯状の用紙が4つに折り畳まれている。ミクロアースの人類以外の動物が蘇ったことが書かれているのはこの解説書のみ。 |
『未知の星からやってきた小さな巨人 ミクロマン TAKARA'S MICROMAN-ZONE』昭和50年 「ミクロマンの水晶核はミクロアースの爆発によって銀河系宇宙全体にちらばっている。スペクトルMX光線によって地球にもさまざまなミクロマンが蘇った!!」の文を引用した。 |
テレビマガジン別冊『ミクロマンブック』 昭和52年11月15日 講談社 モノクロページの「ミクロマン人名じてん」の内容を引用した。テレビマガジンには登場人物を絞ったミクロマンの漫画があったが、ここではタイタンコマンド5号までのキャラクターが例外的に全員紹介されている。脚本家の鳥海尽三(ペンネーム響わたる)氏がテキストを担当したとされる。他のカタログに載っている人物紹介を膨らませたような内容である。ミクロアース物語0.04の人物紹介とは矛盾しないが、こちらの方が状況の変化に応じて内容が新しくなっているので、『ミクロマンブック』からの引用も改めて使用した。 |
ミクロマンの写真は、全て昭和50年代に発売された商品を用いています。ポーズのつけ方は、当時のカタログでよく行われていたやり方に倣いました。発売時期により若干の仕様変更が行われたことは、よそのホームページなどでも明らかにされていますが、このストーリーの時期より古いものは用いていません。