ミクロアース物語 0.12-323

アースステーション

 富士のふもとに広がる森の中に小さな湖がある・・・
ミクロマン「トム」の提案により、静寂に包まれたこの湖において、地球に関することを研究するため、
そしてアクロイヤーの魔の手から地球を守るために、秘密基地の建造に取りかかった。
アースステーション基地は、アクロイヤーとの激戦の中、「ジョン」の指導のもと、着々と完成に近づきつつあった。
そして「アースステーション」は未完成ながらも凄まじい能力を発揮し、アクロイヤーの破壊活動を未然に防いでいたのだ。
ある日、パトロールに出ていたミクロコマンド“シェリフ”から緊急連絡が入る・・・
アクロイヤーの巨大ロボット建造計画“J”の情報を入手したからだ。
ロボットが、今まさに完成しようとしていると知ったミクロマンたちは、一大攻勢をしかけることを決意する。
次々と基地より発進するミクロマン部隊!
“ジョージ”をはじめとする留守をあずかる者たちに見送られて・・・
だが、その大部隊を見送っていたのは、ジョージたちだけではなかった。森の中には、ニセ情報につられて基地が手薄になるのを待ち構えるアクロイヤー軍団がひそんでいたのだ。
「アクロイヤー軍団、アタ〜ック!」
アクロイヤー軍団の奇襲が開始された。危うし、ミクロマン!
残された仲間だけで、基地を守りぬくことができるだろうか!!


タワーベースは、ミクロマンたちの移動基地である。これを破壊されたら、その爆発にともなう本部基地の被害も、相当なモノになると予想される。

ロボット格納庫は、ミクロマンたちの主力兵器の1つロボットマンを保管し、修理するための施設である。ここを占拠もしくは破壊されたら、それら兵器も失うことになる。

基地施設拡張区は基地機能の充実のため、施設を拡張している場所である。ただ、ここはセキュリティーの死角になっているので、敵の侵攻を警戒する必要がある。

エレベーターホールは、本部基地の上下を移動する要所である。占拠されても基地システムに影響はないが、ミクロマンたちが基地内を移動するのに、多くの労力と時間を費やすことになる。

バイオ研究室は、アクロイヤーたちの悪徳能力が高まった原因物質を調査するために、地球の微生物や関連化学物質などを研究している施設である。

ミクロマン中央情報室は、本部基地の警備と情報の管理を行っている極めて重要な施設である。ここを失うことは基地防衛だけでなく、これからの戦いにも大きな影響を受けることになる。

東通路は司令室につながる重要な通路の1つである西通路と同じく、最後の防衛線の1つであり敵の侵攻を許してはならない場所と言える。

司令室は、本部基地の心臓部となる施設である。出撃の命令、仲間との交信、警戒や情報の分析を行っている。ここを奪われることは、アクロイヤーとの戦いに負けることを意味する。

安眠室は、ミクロマンがエネルギーの回復を行う施設である。現在もエネルギー回復で、4人の仲間が眠っている。もし今敵の手に落ちたら、仲間の命はないだろう。

室内公園は、ミクロマンの憩いの場である。基地内でも自然が感じられるように、リアルな3D映像を周囲に映し出す施設だ。アクロイヤーと違い、自然を愛するミクロマンだからこそと言える。

作戦会議室は、出撃するミクロマンが作戦を立てるための施設である。ここのコンピューターを奪われたら、過去の作戦情報が敵に漏れることになる。

廃棄物処理場は、基地内のゴミを処理し、再生できるゴミを分別する施設である。ゴミは自動清掃機で送られて来るので、意外なものがダストシュートから落ちてくることもある。

脱出装置室は、基地が敵の手に落ちた時や、惨事から逃げるときに使う施設である。ただ、ここは外とつながっているので敵の侵入も考えられる。戦いになれば、射出コンピューターの誤作動を招くかもしれない。

大気調整施設は、本部基地の大気の状態と温度を一定に保つための施設である。ここの機能が失われると、基地の環境は大きく悪化し、ミクロマンの行動に大きく影響しかねない。

治療室は、ミクロマンの特殊なボディーを治療する施設である。現在も3人の仲間がカプセルの中で戦いの深手を癒すため、カプセルの中で眠っている。今ここを敵に破壊されたら、その3人の命も尽きたといえるだろう。

西通路は司令室につながる重要な通路の1つである。ここを通れば本部基地心臓部といえる司令室まで目と鼻の先ゆえ、最終防衛線となる場所と言える。

司令室はアクロイヤーの悪事を監視し、世界各地のミクロマンに指示を発している施設である。ここを奪われたら、基地のすべてを失うことと同じだ。負けることが許されない最後の砦である。

ミクロ円盤格納庫は、UFO戦闘機などの格納施設である。本部基地に緊急事態が発生したとき駆けつけた仲間が到着する玄関でもある。ここを占拠されたら、救援を得ることは不可能になる。

光電変換施設は本部基地の電力を供給している施設である。外の受光装置で太陽光エネルギーを吸収し光子エンジンで電力に変換しているのだ。この施設が停止すると本部基地の機能は大きく低下する。

兵器研究室は、武器の改良や新たな兵器の開発を行う施設である。戦力不足を感じたら、室内を探してみるのも手だ。もしかしたら研究中の新兵器や保管していた武器があるかもしれない。

廃棄物処理場は、基地内のゴミを管理し、処理する施設である。燃えるゴミは焼却され熱は基地で発生した他の熱とともに、外へ放出している。

マルチダクトは、基地内の配電や配管を収めている空間である。修理を容易にするためある程度の広さがあるのだが、悪用すれば警戒厳重なメインコンピューター室でさえ比較的容易に進むことができてしまう。

浮遊ラフトは、大きく開けた隔離区において、機器の点検修理に使う反重力装置を組込んだ台である。現在この浮遊ラフトを並べるとコンピューター区への侵入路を作れるという防衛上の問題が挙げられている。

エントランスブリッジは、本部基地の頭脳といえるコンピューター区に入るための橋である。この橋を奪われると、メインコンピューター室への敵の侵入を容易にし、その防衛が難しくなってしまう。

メインコンピュータールームは、膨大な情報を瞬時に処理する本部基地の頭脳である。ここが破壊されたら基地を失ったも同然である。最悪の場合、光電変換施設の光子エンジンの暴走をも引き起こしかねない。


ニセ情報で出撃していたミクロマンたちが帰還するのを見て、総統アクロイヤー、デーモンは、恩讐のすてゼリフを残し、軍団を率いて闇へ消えた・・・

「オノレ、ミクロマン! コレデ勝ッタト思ウナヨッ!
次コソ、本当ノ恐怖ヲ味アワセテヤルッ
アクロイヤー軍団! タイキャークッ!!」

ミクロマンたちは、何とかアクロイヤーの襲撃をしりぞけ、秘密兵器「ジャイアントアクロイヤー」を撃退することに成功したが、基地の損害も大きく、多くの仲間が負傷した・・・
そして、基地の位置を知られた以上、再度の襲撃に備える必要がある。
ミクロマンは、基地の機能をうつすべく、夕闇に映える富士へ向かった。



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誕生!ミクロマンコマンド 勉強ユニーカー軍団


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