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第1部 第3話  ■冒険王1982年9月号■

〈あらすじ〉
巨大な宇宙船が大気圏外を航行していた。ミクロマンが乗ってきたマザーコスモスである。
達也はケンジの案内で内部を見せてもらっていた。船内にはミクロアースの人々のお墓もあった。

突然オートパトロールシステムが警報を発した。
マザーコスモスに向かっている流星を発見し、ウイリがアーマードスーツギャラクスナイパーで出動した。
隕石にミサイルの狙いを定めようとしたその時、隕石が爆発してウイリが巻き込まれてしまった。
ただちに救助に向かうが、新たにたくさんの流星が迫ってきた。

アクロイヤーの仕業とにらんだアロム。
ミクロマン達は銃を手に船外へ出て、流星の陰に潜むアクロイヤーと戦い始めた。
しかしたくさんの小惑星に襲われマザーコスモスは危ない状況となる。
エイジもアクロサタンに背後から撃たれ、絶体絶命のピンチとなった。

その時、強力なパンチがアクロサタンのボディを貫いた。
エイジを救った戦士はミクロボーグと名乗った。
3人のミクロボーグはアクロイヤーをみんなやっつけてしまった。

マザーコスモス内でミクロマンに対面したミクロボーグは自らのことを語った。
彼らはミクロマンと同じミクロ星人で、アクロイヤーのために異次元空間に閉じ込められていたが、自分の体をサイボーグ化し、トリプルワープビームを使って脱出したという。
ミクロマンとミクロボーグは、力をあわせてアクロイヤーと戦うことを誓った。
達也はミクロボーグと固い握手を交わした。

マザーコスモスはアクロイヤーの異次元発生装置によりナゾの空間に入ってしまった。
アロムが「バリヤーをはれ!!」と叫んだ直後、マザーコスモスは見知らぬ惑星に激突した。
バリヤーのおかげで無事だったが、そこにアクロイヤーの巨大ロボットが現れた。

10月号につづく

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〈第3話解説〉

マザーコスモスのデザインがカタログイラストや森藤先生の絵とは違い池原先生独自のものになっています。
スター・デストロイヤーのような超巨大な船体に多数の大型噴射口、X翼、艦橋などの印象的な構造物があり、とてもかっこいいです。
中にミクロアースの人々の墓があることで、ミクロマンの優しさや背負ったものの重さを静かに語っていると思いました。
しかし、このマザーコスモスの戦闘力は見かけ倒しかもしれません。

流星に対して、よけたり、マザーコスモス備え付けの兵器で破壊したりすればいいのに、わざわざ船外活動をするというのはとても不自然です。
ギャラクスナイパーの変形を見せたいという事情があるのでしょうが、時限爆弾でやられてしまってはかっこ悪いです。

そしてミクロマンたちが生身で銃撃戦をし、宇宙船から何も撃たないのも不自然です。
マザーコスモスは戦艦ではなく移民船だという設定ならそれもいいです。
しかしマザーコスモスはアクロイヤー追討用の宇宙船ですし、森藤版のように機銃くらいあるのが普通でしょう。

危機の襲来が2つに分かれてしまったのも残念です。
そうせアクロイヤーと隕石の攻撃で緊張感が高まるなら、物語上ウイリがやられる意味がありません。
私ならこうします。
「ギャラクスナイパーが砲台となって甲板から隕石を狙撃するのに成功するが、さらに多数の隕石がマザーコスモスめがけて襲ってくる。
 5体のミクロロボットも砲台に変形させ、ミクロマン総出でマザーコスモスを守ろうとする。
 やがてアクロイヤーが姿を現し、なりふり構わぬ攻撃で宇宙船のコンピューターが機能しなくなった時、満を持してミクロボーグが参上する。」
といった流れです。

またはカタログ設定どおり、時空の歪みを調査しているうちにミクロボーグを救助するというのでも充分行けると思うんですがねえ。

この回では敵キャラの描写がいい加減に感じました。
出てくるのはニューアクロイヤーの頭部と胴体にアクロサタンの手足を持ったやつと、頭を隠していないアクロサタンです。
ニューアクロイヤーを3種類きちんと描いてほしいのと、アクロダーマ形態も見せてほしかったです。


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