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第1部 第4話  ■冒険王1982年10月号■

〈あらすじ〉

アクロサタンを超大型にしたようなアクロイヤーの巨大ロボットがマザーコスモスに襲いかかる。
バリヤーをはって緊急発進したが、異次元ではアクロイヤーのビームが強化されていてとても耐えられそうにない。
逃げるにしても異次元では逃げ場もなかった。

意を決したミクロボーグは船外に飛び出した。
「たとえわたしたちのエネルギーがなくなってもマザーコスモスを助けるんだ!!」
3人はスクラムを組んでトリプルワープビームを発射。
電撃が走り、マザーコスモスとアクロイヤーの巨大ロボットは元の空間にもどった。

その時、マザーコスモスの防御システムが作動を始め、ミクロロボットファイブを打ち出した。
5体のミクロロボットは巧みにビームをよけながらアクロイヤーの巨大ロボットに攻撃を仕掛けた。
さらに、五体合体してミクロロボットXとなり、ウイングビームを発射。敵は大爆発をする。

マザーコスモスのコンピューターの性能に感心するミクロマン達だが、
タッチンはミクロボーグがもどってこないことを心配していた。
「ケンジ、アロム、ミクロボーグを助けにいこうよ!!」
しかしミクロマンにはその術がなかった。
ミクロアースの勇者たちが自力でもどってくるのを信じて、全力でアクロイヤーと戦い、地球を守ることがミクロボーグの気持ちに答えることだと、コロナは達也に諭した。

マザーコスモスはアクロイヤーの基地を見つけるべく、地球へ向かった。

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〈第4話解説〉

アクロイヤーの巨大ロボは、アクロサタンの頭身を調節し、ロボット的な意匠を取り入れてデザインされています。
異次元を思わせる細胞模様の描かれたゴリラのような大きな胸を持つ、いかにも脇役といった感じのキャラです。
ミクロロボットXと戦わせるために登場したのでしょう。

ミクロボーグがわずか2回で退場してしまったのは残念ですね。
登場人物が増えるのはそんなに面倒でしょうか?
「ミクロボーグのきもちにこたえるには これから全力でアクロイヤーと戦って地球を守ることだよ わかるねタッチン」
と顔を合わせないで言うコロナの表情にもし気づいたら、
この大人は元々助けにいく気がないな、気を遣う相手がいなくなってホッとしているな
とさえ思ったかもしれません。
どうかタッチンがいつまでも優しく素直なままでいてくれますようにと願わずにいられませんでした。


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