第2部 第3話 ■TVアニメマガジン1983年6月号■
〈あらすじ〉 あちこちで爆発事件が起き、日本は大混乱になった。 現場ではいつも不審な少年が保護されていたが、どの少年たちもなんであんなところにいたのか全然記憶にないという。 ひょっとしたらアクロイヤーの仕業ではないかとにらんだサラムは、タカシにカメラをわたして町の少年たちを写してくるよう言った。 タカシがある少年を撮ったところ、アクロイヤーのカゲが見えたので後を追った。 少年が入った建物にはアクロイヤーがいて、タカシは捕まってしまった。 そこには大勢の少年少女がいて、小型爆弾を持って出ていこうとしていた。 タカシは目を覚ますよう必死に呼びかけたが、みんな洗脳されていて全く声が届かなかった。 アクロサタンが一斉に銃口をタカシに向けた時、カメラのフラッシュが光ってアクロサタンの目がくらんだ。 カメラは三体のロボットにチェンジし、アクロイヤーを撃退しはじめた。 そこへカセットマシンジェットヘリに乗ったサラムがやってきて、タカシとともに少年たちを追いかけた。 |
〈ミクロチェンジ編第3話解説〉
扉絵は、爆破されるダムと一眼レフを構えサラムを肩に載せたタカシです。
「にんき大ばくはつ!!」ということばが重ねてあるのですが、悪い冗談だと感じました。
ダム、ビル、ガスタンクがアクロイヤーの攻撃を受けました。
森藤版「アクロイヤーの大なだれ作戦」「むてきのミクロ基地」「第2のアクロイヤー」と同じ被害に次々に襲われるのですから、冒頭からニューアクロイヤーのとてつもない恐ろしさを匂わせます。
しかし、アクロイヤーが直接攻撃したのではなく、子どもを操って爆弾をしかけさせていたのは残念でした。
そんなに手の込んだことをせず、アクロイヤー自身の破壊力や気持ち悪さをもっと出してほしかったです。
アクログリーンが今回も指揮官として登場しました。
漫画の都合上、作戦の概要をタカシに教えてくれます。
カメラロボは実物より手足がよく動き、大変かっこよく描かれています。
これを見たら間違いなく買いたくなるでしょう。
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