第2部 第4話 ■TVアニメマガジン1983年7月号■
〈あらすじ〉 サラムとタカシはばくだんをもった少年を一人見つけてジェットヘリの気ぜつ光線を発射し、ばく発の30分前にきばく装置をはずすことができた。 このままではぜんぶのばくだんをしょりするのはムリなので、手わけしてさがすことにした。 サラムはジェットヘリの機材で少年のうで時計を改造し、ばくだんのついせきそうちにした。 また、カセットロボやミクロマンにもおうえんしてもらうことにした。 タカシはアクロイヤーにせんのうされた少年がプラットフォームにいるのを見つけ、電車の中にばくだんをしかけられるのをとめようとしたが、異次元からアクロサタンの一団が現れた。 その時、うで時計がロボットにチェンジし、アクロサタンをやっつけた。 タカシはいそいで少年を追いかけたが、少年の乗った電車が発車してしまった。 辛うじてうで時計を窓から投げ入れ、ウォッチロボが3分前で起爆装置をとめることができた。 しかし、ウォッチロボのいなくなったタカシの前にアクロイヤーの一団がまたあらわれた。 タカシひとりになるのをまちかまえていたのだった。 |
〈ミクロチェンジ編第4話解説〉
また未完結です。
先月のすっきりしない気分を晴らそうと続けて購読しても同じことになりました。
ページが少ないために1話を複数の号に分けたのでしょうか。
いいえ、1号ごとにちゃんと盛り上がっているようです。
漫画家歴の長い古城先生は、主人公の活躍も新メカの紹介も戦闘シーンも全て、扉を除いた7ページに無理なく盛り込む名人です。
どうしても購買意欲をそそり、部数を伸ばさなくてはいけないという出版社側の事情がそうさせたのでしょう。
実は最終回まで延々12回もこのパターンが続きます。
あなただったらどこまで我慢してついていけるでしょう。
今回のスポットライトはウォッチロボに当たりました。
小型で可動部が少ないロボットですが、古城先生の手にかかると派手な動きがつき、非常にかっこいいです。
商品に銃はついていませんが、いかにも付属していそうな感じの銃を撃ちまくって大活躍します。
ジェットヘリXL120は先月号ではミサイルを装備していませんでしたが、今月は気ぜつ光線を発射する都合からか、ミサイルが装てんされて描かれています。
カセットから変形するシーンはありません。
商品にはヘルメットがついていますが、漫画のサラムはノーヘルです。
5月号でやられたミクロカセットロボが復活しました。
作られた時もあっという間でしたが、サラムは簡単に直してしまうようです。
もしこれがカラーの漫画だったら、後期版カラーになっているかもしれませんね。
ミクロスの等身バランスは玩具とほぼ同じですが、5月号の時は不自然なくらいスマートに描かれていました。
はじめはデザインイラストくらいしか資料がなかったせいだろうと思います。
扉絵でタカシはブローニング=M1910を構えているのですが、劇中ではガンロボを忘れてしまったようです。
ハラハラさせるシーンが次々と出てきて、結構面白い回だったのではないでしょうか。
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