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第2部 第5話  ■TVアニメマガジン1983年8月号■

〈あらすじ〉

みんなのきょう力で爆弾はなんとか回収できたが、タカシくんがゆくえふめいになってしまった。
こんどの事件の少年たちは全員マイコンをつかう学習塾の生徒ばかりだったという。
ミクロマン達の話を聞いていたユカちゃんはひとり学習塾にしのびこんだ。
ユカは生徒たちがマイコンによってせんのうされているところを目撃する。
ユカを見つけたサラムがいっしょに電源をきろうとしたが、異次元から強化スーツのデスサタンが現れた。
ユカは兄のガンロボをとりだし、ミクロチェンジして戦った。
しかし頑丈なデスサタンには敵わず、ガンロボは至近距離からビーム砲で撃たれてバラバラになった。
ユカはホースで水をデスサタンにかけることくらいしかできなかったが、サラムが爆発でむき出しになっていた電気配線を投げつけると、ぬれたデスサタンに大電流が流れてやっつけることができた。
そこへタカシが現れ、ユカは喜んで駆け寄った。
ところがタカシはすでにアクロイヤーに操られており、ユカにナイフを向けて「サラム動くな!!」と言った。

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〈ミクロチェンジ編第5話解説〉

10人のミクロマンが再び登場しました。
相変わらずスチュアート・ウェインが混ざっています。

今回はユカちゃんが大活躍です。
日頃のおてんばぶりがわかるというか、小さいのにすごく肝っ玉の太い女の子です。
一人でパイプをよじ登り、パンツ丸見えになっているのも気にせず通気口から侵入し、
サラムに見つかっても声も立てません。
お兄ちゃんのガンロボまで持っている始末。
勝手に持っていかなければタカシは捕まらなかったかもしれないのですが。

デスサタンはミクロチェンジのカタログにも載っています。
アクロサタンを大型化したような不気味なメカで、パワードスーツのように乗り込むタイプの兵器です。
アクロサタンがサタンプロテクターを着たままフード部分を出しているように見えますが、全部脱いで乗るのがちょうどいいかもしれません。
特徴的なのは背中から頭越しに伸びた巨大なビーム砲です。
また両手のデスサタンクローも強力です。
鳥のような足があり、ウォークインセクターのようにゼンマイ歩行しそうに見えます。
商品化を前提としてデザインされたものかもしれません。

勝負を決めたのは、水にぬれると感電しやすくなるという生活安全上の知識でした。
けなげな水かけ攻撃でユカちゃんは敵の油断を誘い、サラムとの連係プレーで見事デスサタンを倒しました。
サラムに言われたのではなさそうなので、テレパシーでも使えるのでしょうか


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