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第2部 第13話  ■TVアニメマガジン1984年4月号■

〈あらすじ〉

球体は鳥型のロボットに変形した。
ロボットは光りながら異次元UFOに突っ込み、つかまっていた2人は無事地上にもどった。
いつのまにかロボットは元の球体にもどっていた。

サラムたちを救ったもうひとつの光る球体を、クレオとウイリがジェットヘリから探していた。
反応は、犬を連れた少年から出ているようだった。
そこへ異次元からアクロ星人が現れ、少年は誘拐されてしまった。
アクロデビル元帥は金属の玉のありかを聞き出そうと超能力波を浴びせた。
玉が家の庭に落ちたのを追跡電波で確認してあるという。
少年には身に覚えのないことだったが、デビル元帥はさらに少年を苦しませた。
そうはさせまいとクレオとウイリはアクロ星人たちを攻撃しはじめた。
しかしデビル元帥の超能力波をうけてウイリがやられた。
クレオの銃もきかず、クレオもたおされてしまった。
もっと強い超能力波でとどめをさそうとしたとき、犬のハヤテがとび出してきて超能力波をあびた。
灰になったハヤテの体の中から光る球体が出現し、ライオン型のロボットに変形した。
ハヤテが玉をのみこんでいたのだった。

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〈ミクロチェンジ編第13話解説〉

鳥型のロボットはMC-16メタルホークです。
商品の流星ロボはロボット形態の時に銃を取り付けるようになっていますが、劇中では飛び道具を用いず、ゴッドバードのように光りながら体当たりすることで攻撃します。
先月号では流星のままでぶつかったのですが、ロボットに変形するのはもっと自由に動き回る必要があるからでしょう。

クレオとウイリはジェットヘリに2人乗りしています。
座席はかなり窮屈なはずです。
今回2人の使う銃は、バイオスーツのハイパーミクロマンが持っているのと同じです。
秘密指令カードでもサラムがこの銃を持っているところが写っていますが、ミクロアースで開発されて宇宙各地のミクロマンに使われている技術をサラムがもたらしたと考えれば辻褄が合うでしょう。
古城版に出てくるミクロマンの銃はいろいろありますが、元は何なのかもっと調べてみる必要がありそうです。

ハヤテと呼ばれる犬を連れた少年は、来月号でタカシのなかまになります。
体が大きく、力が強そうです。
ハヤテは少年ととても仲がよくて勇敢な犬でしたが、かわいそうなことになりました。
主人が拷問を受けている時ではなく、ミクロマンをかばう形でとび出してきたのは、おそらく拘束されていたのを解いたりしていてタイミングが遅れたからでしょう。

ここで思い出すのは森藤版の吾郎くんです。
スパイマジシャンが勝手に同居していたことが元で肉親をアクロイヤーに殺された恨みをミクロマンにぶつけていました。
それと同じように、愛犬を殺されたことでミクロマンを恨むことにならないかとハラハラしましたが、けっこう大らかな性格のようです。

ライオン型に変形した第2の流星ロボは、MC-15メタルレオです。
その雄々しい姿は、あたかもハヤテがよみがえったかのようでした。


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