1979.1

いよいよアクロイヤー・アーデン連合対ミクロマンたちの戦いが始まった。今月は不敵にもよみがえったアーデンロボットとロボットマンを改造したロボットマン2を中心に、メカニックや武器を比較し勝敗をうらなってみよう。
アーデンロボは当初アーデンロボットと呼ばれたらしい。

アーデンロボットはデルタウィングをとりつけて、高性能宇宙船に変身することができる。そのため宇宙での戦いでは圧倒的に強い。マッドウェーブやバランレーザーは宇宙真空空間では、かならず相手を撃破できる。

ロボットマン2は、ブレストガードとフットフィンをつけ加えたことにより、飛行能力をアップすることができたが、それも亜空間までだ。武器では重力波砲と光子波動砲がセットされたので、長距離破壊が可能になった。

すでに知っていると思うが、ロボットマンもアクロイヤーのロボットも、武器やメカをたがいにチェンジすることができる。よりパワーアップするためにミクロマンたちは研究している。きみたちもいっしょに考えてほしい。


1979.2

最初のミクロマンが地球に降り立って5年になる。スペクトルMXにより新しい仲間をよみがえらせていく彼らはいわばミクロマンの始祖にあたる。だから、人間社会について最もくわしく、知識頭脳集団として活躍している。

イースター島のモアイやエジプトのツタンカーメンから誕生したミクロマンは、コマンド部隊と名づけられている。アクロイヤーの秘密について良く知っていて、地域戦闘に強い。日本にも、遮光器土偶から生まれた仲間がいる。

ミクロ彗星の氷の核から飛び出したのがポリスキーパーたちだ。彼らはアーデン、アクロイヤーたちの地球侵略を防ぐためにやってきた。超防衛システムのビルド基地を完成させ、活躍しているミクロポリスの保安集団である。

以上のべたミクロマンたちの組織に、フードマンや、サイボーグのミクロナイトが加わって強力な本部組織ができている。ガッチリ組んだこのスクラムの前に、アクロイヤーたちの地球侵略の陰謀も歯がたたない。


1979.3

ついにミクロマン地球本部が組織化された。地球上はもとより、宇宙に派遣されていたミクロマンやミクロマンの仲間すべてが、ここに終結したのだ。地球人類の平和を守るため、ミクロマンは新たな戦いの準備を開始した。

GLFT(グルフト)機関・(ガーデンエリア)(ラボエリア)(ファクトリーエリア)(トレーニングエリア)と4つの組織からなっていて、生物学、科学工学、生体学の研究をおこなっており、M101たちがそれぞれの長官である。

CRIM(クライム)機関・(コマンドエリア)(レスキューエリア)(インテリジェンスエリア)(メディカルエリア)の4つをいう。おもに戦闘や救助活動、情報活動をおこなっている部隊でM111たちがリーダーとなっている。

SHED(シド)機関・(サービスエリア)(ホームエリア)(エデュケーションエリア)(ダイニングエリア)の4つのエリアからなっており、ミクロマン地球本部の日常生活が快適になるよう働いている。


1979.4

はるかアーデン星に逃げかえったと思われたアーデン・アクロイヤーたちはふたたび地球に姿をあらわした。彼らは地球上のあらゆる資源、ウラン、石油、鉄、銅などをかたっぱしからうばい、人類の生活をおびやかしている。
何と、アクロイヤーは地球を離れてアーデン星に連れていかれたらしい。

彼らの目的はどこにあるのか。富士山中に組織化されたミクロマンたちはすべての機関を動員して調査をはじめた。そして、彼らがミクロポリスにひってきするような、アクロトピア建設計画を着々とすすめていることを知った。

アーデンの手によってよみがえったアクロイヤーアマゾン総統は、今までにない強敵だ。頭の部分がクリスタルヘッドに変わり、悪知恵がはたらくようになった。そして彼らは自ら作ったアマゾラス怪人たちを手下にしている。
アマゾラス怪人とは?アマゾンの戦闘的女性原住民集団「アマゾネス」を思い起こさせる名前だ。ムシケラー、トカゲラス、ウロコマン…森藤版では日本でツチノコ怪人も登場したが、これら怪人たちは、アマゾンの野生動物を改造したのだろうか。

アマゾラス怪人たちは、それぞれブルーアマゾン総統、レッドアマゾン総統、グリーンアマゾン総統にしたがっており、ぶきみな姿でひとびとをおどろかしている。レスキュー隊員、サーボマンとともにはやく人類を救いだせ!!


1979.5

レスキュー隊員たちはレスキュー1号(ジェッター)とレスキュー2号(ボンゴ)を乗りものとして使用している。この1号と2号は合体でき、遠くへいくときや、2号を現地で回収するときなど合体し、高性能マシンとなる。

レスキュー1号、2号の誘導ミサイルはケーブル制御になっている。現在は対戦車ミサイルのほとんどがそうであるが、それをさらに改良したものである。命中率は100パーセント確実に命中し、ウインチによる回収も可能。

レスキューサーボは水陸両用で、高性能メカをそなえている。その用途は緊急のばあいの脱出、連絡、救急である。また、101サイズのミクロボーグが電子頭脳として組みこまれており、レスキュー隊員の思いのままに動く。
付属のミニ人形のことだと思われる。レスキュー隊員の身代わりとして、レスキュー活動に役立っているようだ。ニューミクロマンに登場するミクロボーグとは関係ない。どのようにして作られ、レスキュー隊員はどのようにしてミクロボーグを動かしているのかよく分からないが、これは電子頭脳を具えたロボットであり、恐らくレスキュー隊員のテレパシーによって動くのだろう。

レスキュー秘密基地はミクロマン本部の指令をうけ、世界各地どこへでもいける。推進力には光子エネルギーを使っているが、ジェット推進、ロケット推進も可能だ。また、次元振動によって姿をけすこともできる。


1979.6

◆レスキュー秘密基地◆いよいよレスキュー隊員たちをのせたレスキュー秘密基地の活躍するときがきた。岩山にくりぬかれた要塞ともいうべきこの基地は、今までの基地の常識をこえた戦闘用、救助用のあらゆるメカニズムがとう載されている。

◆レスキュー秘密基地◆その秘密は、3つのレーダーにかくされている。まず遠距離用のレーダーがスイッチオンされると、ドームの上についているメインアンテナが回転し、ドームに緊急指令の光が点滅し、近づいてくる敵をキャッチするのだ。

◆レスキュー秘密基地◆別の警戒用レーダーが、敵方の攻撃をキャッチすると、非常用の扉が開き、迎撃用ミサイルが現れ、インターセプト体制に入る。むろん、攻撃用長距離ミサイルをそうてんすることも可能なんだぞ。

◆レスキュー秘密基地◆第3のレーダーは、至近距離用にセットされている。はげしい戦いの中で地上戦闘にもつれこんだとき、このレーダーがそれをとらえ、基地の発射口が開いてベースマシンが飛び出し、敵を倒し傷ついた仲間を救助する。


1979.7

ついに、レスキュー秘密基地の全メカニズムを、フルに発揮する時がきた。レスキュー隊員たちは、この自然科学と機械工学の粋を集めた、絶対不敗の超性能基地をあやつり、人類の危機と、仲間の困難を救うため。世界各地で活躍するのだ!!

ところで君は、この超高性能基地がミクロマンファクトリーエリアで、どのようにして作りあげられたかしっているか?このミクロマンの本部は、富士山中にあり、ここでまず5年間のミクロマン基地シリーズの全技術が集められた。

指令基地からはレーダー感知能力を、移動基地からは、その400ミクロトンの重量を推進させるイオン噴出メカを、ロボットマンUからは命中率の高い攻撃ミサイルを――というように、その粋を集め、自然の岩山に組み込んだのだ。

このファクトリーエリアでは、レスキュー秘密基地を中心に、さらに戦闘を有利にてんかいするミクロマンパワーアップ装置や、高性能のマシンが開発されているぞ。きみも、ミクロマンのマシンや、パワーアップメカを考えてみよう!!


1979.8

アクロイヤーアマゾン総統と、アーデンの連合軍を撃退したミクロマンレスキュー隊員たちは地球本部に集合し、次の救助活動の作戦をたてていた。むろん、アクロイヤーたちの陰謀はつづく。対抗するには綿密な計画が必要なのだ。

すでに、ミクロマン地球本部が、人類の国家と同じように組織化されていることは知っているね。このミクロマンは、一人のヒーローではない。それぞれが協力しあって悪と戦っている。いわば正義のヒーロー軍団なのだ。

いま、ファクトリーエリア(工場部内)では、レスキュー秘密基地の活躍に、技術的成果をみた。この強力な基地は、今後けっして破られることはない。だが、これだけで満足するわけにはいかない。日夜、開発が進められている。

ますます激しさを増すアクロイヤーとミクロマンの戦い――敵はミサイルを搭載したアマゾンカーを開発して来た。負けてはならじと、研究開発したのが、ミクロマンジャイロだ!!ミクロマンが一人ででも操縦出来るまったく新しいメカだ!!


1979.9

どんな夏休みをすごしてる? では今回は、空想するヒマをみつけて、ミクロマンレスキューの活躍場面を、いろいろと考えてみよう。すでにキミたちは、ミクロマンが組織化されたことはしっているね。そして今年活躍するのはレスキュー隊員たちだよ。

レスキュー隊員たちは、ビルド基地を本部とする地球本部(富士山の地下にある)のクライム本部に属しているかたわら、各地において地球人類を救うべく活躍している。そして、その超兵器(スーパーウエポン)がレスキュー秘密基地なんだ。

偵察、調査、分析といった活動は、サーボマンやサーボを使って行う。ミサイラーやテイターは、サーボであるが感情を持ったロボットだ。そして隊員たちは、1号ジェッターと、2号ボンゴに乗って世界各地で活躍するのである。
濁点が編集ミスで失われたようだ。正しくはデイター。

ここに新兵器が登場した。ミクロマンジャイロである。マシンとして、さまざまなフォーメーションが組めるうえ、ミクロマン本体そのものを強化する秘密兵器なのだ。さあ、アクロイヤーと、どんな戦いを展開するのか、キミたちの応援をたのむ。


1979.10

ミクロマンジャイロは、いろいろと組み変えが可能なのだ。ジャイロスクーターに、レーシングジャイロに、またはジャイロナイパーにと変化させ、アクロイヤーの攻撃をかわし、反撃することが出来る。キミもこのミクロマンジャイロで戦おう!!

ミクロマンジャイロを操縦しているのは、レスキュー隊員のM283クラークと、M273レオナードの両名だ。彼らはマシーン変化のほかにも、ジャイロ機能を生かして、ミクロマンタイフーンといわれる、秘密パワーを生むことも出できるのだ!!

新しいタワー基地も登場し、アクロイヤーたちとの激突もますますはげしくなってきた。ついに、アマゾンアクロイヤーをあやつっていた、本物のアクロイヤーも登場してきたのだ。それに対して、ミクロマンを、パワー・アップする新兵器も登場するぞ!!
何と、A381シリーズのアクロイヤー(ファイヤースター、アーススター、スカイスター)は、アマゾン総統よりも格上だというのか。そう考えると、マントを身につけているところなどは確かに辻褄が合う。

しかし、なんといっても、ミクロマンレスキュ隊員たちの最大の兵器は、レスキュー秘密基地だ。このミクロマン科学のすべてを集めた、スーパーウエポン(超兵器)こそ、あらゆる攻撃に打ち勝つ基地なのだ。がんばれミクロマン。行け、レスキュー!!


1979.11

あくまでも地球侵略をたくらむアクロイヤーたちに対して、世界各地にその救助活動の手をのばしているミクロマンレスキュー隊員!!かれらの活躍をパワーアップさせるため、ミクロマン地球本部においては、日夜の研究がなされているのだ!!

これまでのレスキュー1号(ジェッター)、レスキュー2号(ボンゴ)にくわえ、3号、4号、5号のレスキューマシンも完成した。これらは、一つ一つでも活躍出来るのだが、合体も出来、合体した時には、あらゆる困難に勝つ超性能を発揮する。

3号(バードジェット)は、垂直離着陸が出来る局地戦闘機だ。4号(バードベース)は、移動出来る基地に変化して、サーチマシンを内蔵している。5号(バードヘリ)は、偵察用の小型ヘリコプターで、4号のヘリポートより発進する。

リチャードや、クラークといった新しい隊員たちもくわわり、コスモローターと呼ばれる小型新兵器も登場した。いよいよ、アクロイヤー連合との一大決戦の時が来たのだ。ミクロマンレスキュー隊員たちに、きみたちの熱い応援をたのむよ!!


1979.12

復活したアクロイヤーとアマゾンアクロイヤー連合軍に対し、レスキュー隊員を中心とするミクロマンたちの決戦のときがやってきた。富士山のメインレーダーに、こくこくと地球を侵略するアクロイヤーたちの姿がキャッチされているのだ。

レスキュー隊員たちは、サーボマンや、命令どおりに働くサーボを使いながら、すぐさまデータを分析した。そのけっか、今回は地球の石油やウランといった資源が目的ではなく、ミクロマン地球本部の破壊が目的であるとわかったのである。

全世界に指令が発せられ、各地で活躍しているレスキュー隊員たちに、指令はいきわたった。ヨーロッパブランチから、アフリカブランチから、レスキュー1号、2号、34号やジャイロに乗って、隊員たちはぞくぞくと本部に集まっているのだ。
富士山地球本部に次いで高度な機能を持つ支部がブランチと呼ばれるようだ。ヨーロッパとアフリカ以外にも、世界中に基地がある。

いっぽう、成層圏をパトロールしていたレスキュー秘密基地や、新タワー基地にも命令がとどき、地球本部へと向かった。これは地球本部GLFT機関のコマンドエリアや、インテリジェンスエリアと協力して、アクロイヤーたちとの決戦にのぞむためだ。

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