カラーのシール部分も本物と同じようにしたくて、単色印刷しかできないワープロ専用機は使わないことにしました。勿論パソコンを使うにしても、これまでのワープロのデータを利用できれば便利です。まずリッチファイルテキストコンバーターを使ってみましたが、全然ダメでした。書院のデータをワードに変換すると、図形の部品がバラバラになったりサイズが変化したりするのです。今度はパワー書院というワープロソフトを使ってみました。さすがは書院同士で、元のデータと同じように印刷ができました。しかし、図形機能は退化しており、データを思い通りに加工する機能が不足していました。これでは意味がないのです。仕方なくデジタルデータの利用を断念し、図形ソフト花子ではじめから設計することにしました。
インクジェットプリンター専用紙に印刷します。表と裏を貼り合わせて組み立てるので大変です。黄色インクの消費が非常に激しいです。
ひっくり返すと白い部分もあります。フロント部分のジョイント形状を変更し、抜けにくくしました。 | |
印字面は摩耗に弱いようで、5ミリジョイントがすぐ傷みます。紙を湾曲させて組み立てる所は、糊が乾く前に形を整えておきます。他のバージョンではパワーシャベルの歪みは避けられませんが、全面のり付けをするこの方式ではきれいな形のままで安定します。 | |
カラーステッカーの表現は充分です。本物のシールは対称が狂っているなどデザインに雑な部分があるのですが、それを直したこと以外はオリジナルを忠実に再現しています。 |
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インクジェット用のメタリックラベルを使ってみました。モールドを表現した線が描けます。前のバージョンの銀紙より輝きは劣りますが、メッキの質感は充分です。カメラが映っているのが見えるでしょうか。水に弱く、指紋が付くととれなくなるという欠点があります。 |
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メッキ部品のモールドを表現するにはこのメタリックラベルがやはり一番良さそうです。 |
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クラッシュシャベル下側の模様。オリジナルのモールドを最も忠実に再現できますが、普段見えない所なのであまり意味がありませんね。それより、表裏を貼り合わせてもピッタリ重ならなかったりと、組み立てがすごく難しいのは重大な欠点だと思います。 |