ロボットマン・ハイパードライブモード付録のコスモギャラガーを組み立てるのに使うポリ製5mmジョイントを、ブルドーザーセットペーパークラフトに使わせてもらいました。Microworldの松本さんのすすめもあり、紙のジョイントよりも耐久性を向上させることが目的です。 コスギャラではこの部品が7箇所に使われています。今回の製作のため、松本さんのご好意で余分にピンを譲っていただきました。ブルドーザーセットでは左右のパワーシャベルの付け根と、コントロールパネル前部に接続パイプを取り付ける部分の、計3箇所で使用します。 |
ポリ製ジョイントは、紙に空けた3mmの穴の裏表から雄雌のピンで挟むようにして取り付けます。この部品には成型上の問題があったようで、雌ピンの穴を3.2mmのドリルで広げてから使用しないと割れてしまいます。紙との間に両面テープを挟んでやるとしっかりします。 5mmジョイントの強化に合わせて、本体の受け口の方も裏から紙を貼り重ねて厚みを増しています。この部分の素材としては色々迷って、木材や発泡塩ビなどを試してみたのですが、ドリルで穴を空けようとするとすぐ割れてしまうので断念しました。ペーパークラフトを作っているからではなくて、やはり紙は総合的に最も優れている素材なのだと思います。ただし、その形状についてはまだ検討の余地がありそうです。 |
旧製品 |
ここで問題が発生しました。ロボットマンの旧製品では肩の動力伝達軸が深いところにあり、短いポリ製ピンではロボットマンと合体できないことがわかりました。 |
復刻版 |
しかし復刻版では何とか届くようです。ブルドーザーセットペーパークラフトVer.3.2は、復刻版ロボットマン専用と割り切る必要があります。 |
そんなわけで一応組み立ててみましたが、今回は実験的な意味合いが強く、シールは貼っていません。ポリ製ジョイントがわずかに細いようで、セロテープを巻いて少し太らせないと固定できませんでした。
なお、今回は新しいプリンターを使ってみたのですが、印刷が早くなったこと以外に特に優れているという感じはしませんでした。
それから、メッキ表現のためのメタルラベルを耐水性を持ったものに変えたため、触っても指紋が残りにくくなりました。
今回のもう一つの売りは、前輪の形状を実物に近づけたことです。回転しませんが、以前から薄っぺらな造りが気になっていたので、改良できてよかったです。部分的に強度が足りないところがあるので、紙を厚くするなどして改良を重ねるつもりです。 それと、5mm丸棒は紙を巻いたものに電気絶縁用の熱収縮チューブを被せて作ってみました。コスギャラ用のピンと同様に高い耐久性が期待できるだけでなく、サイズの調節は思いのままで、仕上がりも美しいものになります。このほかの5mmジョイントも全てこの方式に改めた方がよさそうです。 |