ミクロアース物語 -0.00


青白く燃えるミクロソル

こんな理想社会の中で、人々は楽しい生活を送っていた。しかしある日、明るく輝いていたミクロソル(太陽)が突然、青白く、そして暗く燃えはじめたのである。異常気象が続き、ミクロアースの人々を恐怖のどん底にたたきこんだ。
その恐怖に追い討ちをかけるように、ミクロアース全体を、想像を絶する大地震がおそった。くずれ落ちる高層ビル、ズタズタになったモノレール網、高度文明をほこったミクロアースも、壊滅寸前の状態になってしまったのである。


ミクロアースの終末か。人々は脱出をこころみようとした。しかしさらに大きな地震がおそい、いたるところで大噴火がおこり、空は黒々とした噴煙におおわれた。ついにミクロアースは最後の瞬間をむかえた…大音響とともに、ミクロアースはこっぱみじんに砕けさり、銀河系宇宙から消滅してしまった……




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