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舞台は前回の宇宙とは打って変わって、地上に戻りました。 足元も大切ですからね。
達也の家の地下にミクロマンが基地を築いたことが語られます。 基地と言えば、あきらくんの家にある「むてきのミクロ基地」を初めて見た時の感動を思い出しますが、 こちらはミクロマンの商品の断片すら見いだせず、完全な漫画オリジナルです。 ニューミクロマンのカプセルでも載っていたら嬉しかったんですけどねえ。 イリヤの作った特殊合金のカプセルは、ガチャガチャの球形カプセルとそっくりです。 イリアかイリヤという問題がありますが(リンク参照)、冒険王では完全に「ヤ」です。 主人公の名前もそうですし、「ヤ」がついた方が男子らしいかも知れません。 今号では平仮名で「たつや」と書くようになりましたが、 普通なら漢字表記とどちらかに統一するところだと思います。 ついでに言うと愛称のタッチンと場面によって使い分けていますが、 いろんな呼び方があって困惑することがあります。 私は途中から読んだのでタッチンの本名はテレマガにも出てくる「たかし」ではないかと思ったこともあります。 しかし結果的に初めから全部読むことができたおかげで、タッチンの本名はたつやで、 達也と書くのだということまで詳しくわかってよかったです。 あきらくんの場合は、漢字表記がよくわからないために、 プロフェッサーKとのつながりがはっきりしなくて問題が後を引いたことがありました。
11月号で致命的だったのは、新しい商品が全く出てこなかったことです。 出てきたのは、もう殆ど売っていない古い商品と、商品ではないオリジナルのメカだけです。 ミクロマンのおもちゃが命を吹き込まれて活躍する絵が見たい我々としては、あまり面白くありませんでした。
とはいえ、兵器の力に頼らないミクロマンの真の力を楽しむことができました。 「形状記憶合金」はプラモ狂四郎にも出てきましたが、当時の新素材を取り入れた 意外な伏線を生かし、知恵と勇気で恐ろしい敵に立ち向かう戦い方は ミクロマンの原点とも言えます。 http://www10.ocn.ne.jp/~alphah7/story100explanation.html
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