ミクロアース物語 1.00

◆1999年グッドラック地球◆

 地球を、星間帝王の魔の手から守りぬいたミクロマンたち。だが、つぎの危機がまっていた。生命体をミクロ化してしまうガス、αH7に地球がおおわれ、人々はミクロ化されてしまった。これは、1999年のことである。
 ミクロマンたちは、地上に最新科学を駆使した基地を建設し、ミクロ化された人々を保護した。
 こうして人類は、ミクロマンたちとともに力を合わせ、地球上にユートピアをきずきあげたのだ。数千年後、人類は、いつしか地球をミクロアースとよぶようになり、科学と自然の調和のとれた、夢のような平和な日がつづいた‥‥。

 そんな平和な日々を打ち破るように、宇宙のかなたから、アクロ星人と名のる、なぞの宇宙人が、ミクロアースにせめてきた。
 ミクロアースとアクロ星人とのあいだで、すさまじい星間戦争がはじまった。アクロ星人とは、アクアムーンという惑星に高度の文明をもち、その正体はなぞにつつまれている。ただ、彼らは、異常なまでにミクロアースの人々をにくんでいたのである。
 戦闘は、ミクロマンたちのはげしい抵抗で、アクロ星人は大あわて。状況が不利とみるや、アクロ星人はミクロアースから異次元発生装置をぬすみだし、異次元への逃亡をくわだてた。

 ミクロアースでは、ただちに追跡隊員として、アロム・イリヤ・ウイリ・エイジ・オルガ・カムイ・キルク・クレオ・ケンジ・コロナの10人のミクロマンをえらびだした。そして、宇宙船マザーコスモスで、アクロイヤーのあとを追った。
 10人のミクロマンが宇宙へ飛びたったあと、ミクロアースは、アクロイヤーのしかけた時限爆弾によって大爆発をおこし、銀河系から消滅してしまった‥‥。
「アクロイヤーめ、ゆるせない!ぜったいにたおしてやる!」
 自分たちの故郷をうしなった10人のミクロマンは、打倒アクロイヤーをちかい、宇宙へ飛びたっていった。


解説


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